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2005/11/20(日)
貞治
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「強いですよ、これは。バケモンですよ、強すぎますよ、バケモンですよ!」
うるさいわ、谷川のボケ。
K1チャンピオンがセーム・シュルトに決まった。
全試合圧倒的だったから、納得の結果か。
当初の話題は韓国チェ・ホンマンの未知数な強さの確認。
いきなりの王者ボンヤスキー戦で注目の一戦。
結果は巧さのボンヤスキーに軍配。
パワーはあるが素人感は拭えない。
でも倒れないあたり、精神力は評価すべき点。
他にもアーツ対バンナの意地の対戦はなかなか見応えあったが、二人の限界を垣間見た対決だった。
と、準決勝が始まるまでの客の目はこれらの選手に視線が注がれてたはず。
そして3連覇がかかるボンヤスキーの相手は一回戦レイ・セフォーをボコにしたシュルト。
以前の対戦では何も出来ずボンヤスキーが敗れている。
結果は膝蹴り2発で撃沈。
「これはボンヤスキーにとって相性最悪ですね」
また何も出来ず、圧倒的力差を見せ付けられた様。
相性云々ではない。
これが実力差。
2連覇中の王者の圧倒的敗北により、注目は一気にシュルトへ。
この時点でもう、チェ・ホンマンや日本人初制覇期待の武蔵などの事は脳裏から忘れられ、あとは形式上な決勝の舞台を待つのみ。
もう誰が来ても勝てないだろう空気が漂っており、無理矢理最後の試合を盛り上げようとしてるとさえ思える程の観戦者達の行為。
決勝はもう語る事は何もない。
対戦相手が誰であったか忘れてしまうほどの強烈な結末。
「これは史上最強の王者ですよ!」
最後まで谷川はうるさかった
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