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2005/12/10(土)
王様
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キング。
そう聞いて思い浮べる事は人それぞれだろう。
俺だと間違いなくこう答えるだろう。
“キング・カズ ”と。
いわずと知れた日本サッカー界の象徴ともいえる存在。
彼がブラジルで活躍していた頃から好きで、高校の時、ブラジル留学を親に懇願した程、彼と同じ道に進みたいと思っていた。
まぁ俺の事は置いといて、やはり一番記憶に残っている事は「ドーハの悲劇」だろう。
あと少し、もう少しだけカズに体力が残っていたならば、あのセンターリングを阻止出来たかもしれない。
次の日学校を無断で休み、公園で脱け殻と化していた事は有名な話だ。
そして迎えたフランスワールドカップ予選、絶対的エースとして挑み、岡野のVゴールによりワールドカップ初出場を決めた。
だが本戦出場選手枠にカズの名はなかった。。
今更な感はあるが、あの時岡田監督は本戦で戦えるベストなメンバーを選んだと思っているが、やはり間違いだったと言わざるをえない。
予選終盤あたりから、中田英寿中心のチームへと変わっていった事は認めるが、中盤に核が出来ただけの話だ。
やはり点を取るためにはFWの力が必ず必要であり、得点力など総合して、やはりカズはどの選手よりも上のレベルにあったはずだ。
もちろん他の選手も将来性や技術力など確かで楽しみな存在だったとは思う。
しかしあの大舞台で必要な要素は志の高さと期待値なのだ。
たとえ負けていたとしても「カズなら」「キング・カズなら!」という期待感を他の誰よりも与えていたはずだ。
“魂は置いてきた”
彼の言葉に人間としての強さを感じた。
そして現在38才になったカズは初めて世界の大舞台に挑む。
世界クラブ選手権にシドニーFCの一員として。
“カズ ゴーーーール”
絶叫したいものだ
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