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2005/08/31(水)
魔法
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朝起きて、鏡をみると髪型がサリーパパになっていた。
仕事休もう。。
そこでふと高校時代を思い出した。
クラスメイトにあだ名でサリーちゃんと呼ばれてた男子がいた。
正確にはサリーちゃんではなく、サリーちゃんのパパに似ていたのだが。
彼は確か九州の大学に行ったんだが、話を聞くとそこでもサリーちゃんと呼ばれてたみたいだ。
彼とはあまり親しくなかったが、当時同じ匂いを感じてた。 俺が思うにたぶん好きではないあだ名だろう。 しかし彼はいつもニコニコ、魔法を使えるとは思えないほど鈍臭く、温和で誰からも愛される好青年だった。
毎晩枕を濡らしていたであろう彼の苦痛を誰が知り、理解できたであろうか!
そんな彼の苦労を思うと、不思議と心は軽くなっていた。
サリーでいいじゃないか! パパでもいいじゃないか! まるで魔法を使ったかのごとく足取りは軽く、宙に浮いてる感覚を覚え、何故か半笑いで駅へと駆け出したのであった
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