|
2006/02/07(火)
明日の
|
|
|
日曜日の事
町内でマラソン大会が開催され、お年寄りから子供まで、たくさんの人が集まった。
瀬古の再来と呼ばれた俺が参加しないのは皆に悪いので、快く出場を承諾した。
まぁ伝説の走り、本物の走りぃ!というものを魅せちゃるよ。
そしていよいよスタートの合図が鳴った。
バーン!!
颯爽と飛び出し早くも先頭に立つ。
しかし時間が経つにつれ、隣の景色が、社会人風→学生風→じじぃ→女、子供と変わっていき、自信を失いかけてきた。
瀬古の再来?奴がぁ?
沿道の観衆等は失笑し始め、それとともに俺の足も機能停止一歩手前に陥り、直ぐ様完全に停止してしまった。
(こんなはずでは・・・
何とか力を振り絞るが、全く立てない。
燃えつきたぜ・・・
灰になり、土に還ろうとした時
「立て!立つんじゃジョーーー!」
ハッ!この声は!?
丹下のおっさんか!?
周りを見てそれらしき姿はなかったが、この神の声により本来の勝負師魂が目覚め、一気にフルパワーに。
うおぉぉぉぉぉぉぉー
あっという間にゴールし、誇らしげに胸を張り「フッ、見たか!下級生物共がぁ!所詮町内の大会など遊びにすぎないのだよ!」と、吐き捨てた。
係員「はい、君158番ね。お疲れさん。」
即ふて寝した。
ちなみに優勝は3丁目の力石さんでした。。
|
|
|