おにいさんと一緒?
九†kokonoe†重メンバー、サッフォー氏の日記。
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2006/02/08(水) 艦長
小学生の頃近くの土手に突然変異した犬(略してヘンケン)が住民を虐殺しているという噂が流れ、恐いながらも好奇心に負け見に行った事がある。




夕方5時前ぐらいに着いたんだが、パッと見、見やすい所にはいない事を確認。


ヘンケンは土手以外では目撃されていないので、たぶん土管などに寝泊りしているんだろうと推理し、何個か置いてある所に近づいてみた。


僕達は金属バットや砂爆弾を用意していたので、来るならこいや!と余裕こいていた。



とりあえず全部中を見てみたが、いないようだ。


実際はかなりビビッていたが、いない事を確認すると皆は安堵の表情を浮かべ強きになり「ヘンケンめ!恐れをなして逃げやがったか!わっはっはっは!」となぜか勝ち誇っていた。



しかし皆が背中に寒気を感じ一斉に振り向いた瞬間!









出たーーーーーーーー!!





顔から阿修羅マンみたいな手が二本生え、毛は逆立ち、メドゥーサアイに睨まれたように皆は金縛りにあった。






あわわわわわわわわわ



本能で「殺される!」と皆が思ったのか、一斉に「逃げろー!」の合図のもと八方に散った。



ガルルルルルルルルー


ヘンケンは一番足の遅いS君を本能で悟り、赤兎馬並の脚力で追い掛け、あっさり捕まえた。




まるでサーベルタイガーみたいな牙を向け、噛み付こうとした瞬間!


S君はおしっこを漏らし、泣きながらこう叫んでいた。 







「エマ中尉に言い付けてやるぅ!!」









    アホか。。








しかしそれを聞いたヘンケンはモジモジしながら静かに去っていった。。。。








ちなみにS君はクラス一のガンダムオタクでそれ以来エマ中尉を崇拝しているらしい。







無駄知識も意外なトコで役立つみたいだ。。








その日以来ヘンケンは目撃されず、時と共に皆の記憶から消え失せていった。。。





今なら仲良くなれたかもなぁ


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