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2009/05/13(水)
円谷幸吉の遺書
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円谷 幸吉・昭和15年5月13日生 - 昭和43年1月9日自殺 「父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。干し柿、餅も美味しゆうございました...」で始まり「幸吉はもうすつかり疲れ切つてしまつて走れません。何卒お許し下さい。気が休まることもなく御苦労、御心配をお掛け致し申しわけありません。幸吉は父母上様の側で暮らしとうございました」で結ばれている遺書にあった家族への感謝と「疲れ切ってもう走れない」の言葉は世間に大きな衝撃を与えた。川端康成は『円谷幸吉選手の遺書』を発表し「繰り返される《おいしゅうございました》といふ、ありきたりの言葉が、じつに純ないのちを生きてゐる。そして、遺書全文の韻律をなしてゐる。美しくて、まことで、かなしいひびきだ」と語り「千万言も尽くせぬ哀切」と評した。(「風景」1968年3月号) 東京オリンピック銅メタル獲得。こんな真面目なマラソンランナーは他にいない!★12k走
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