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2010/01/09(土)
「もの食う人びと」を読む(辺見庸著)
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人間の三大欲求のひとつである食欲。食うことへの凄まじい執念はわかりきったことだ。本作は有名な作品であるので、多くの人が読み「あー、他の国は大変だなぁー。日本に生まれてよかった」という感じの感想を持った。現に私自身もそう思った。しかし日本にいればそのほかの悩みがある、健康や人間関係の悩み、将来の悩み。ウガンダやソマリアではそんな悩みはないのだろう。ただ生きる為に食うということのみだ。食べることさえできればそれで悩みが解決する。極論だがある意味幸せなのかもしれない。栗饅頭が美味しかった。
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