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2006/05/12(金)
道徳心というもの
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この先生の授業の何が悪いのか。 まず、言葉使いがよくない。 先生は、引用しておっしゃっているのだが、 「何だばかやろう!こんにゃろめ!おら!という 感じなんだ!おれはよ」 それから、先生は人間は常に感謝するべきで あること、志は高く持って生きることを おっしゃるのだが、このきれいとは言えない 言葉使いがどうも一瞬いやな空気にする。 そのギャップというか、ふり幅というか、 落差を笑えることができれば、なんてことは ないのだが、笑えないのだ。 人間感謝する姿勢がなければ、 こうなるといわんばかりに、 「母ちゃんは、病気、父ちゃんはアルコールに、 ・・・挙句の果てにだんなに逃げれらるんだ」 笑えない。 真剣に聞いていると不愉快になってしまうので かばんを机において、本を読み続けていた。 教室の後ろの方で話しておられることも 多いのでそのまま前のドアから出てしまおうと 思ったが、そんな気持ちを阻止しているのが この科目は「道徳」であることだ。 「そんな失礼なことをするおまえの 道徳観とは何だ!」と問われているような 気がして、もともと気の小さい私は、 本を読む以上の行動はできないでいる。 でも、それでもやはりこの講義は、 私にとって言葉の暴力であると思うのだ。
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