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2007/06/21(木)
読書
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齋藤孝さんの本に「むかつく」という構造に ついて論じてあるものがある。 書けばきりがないが、 幼児の時代に単調な生活に慣れることこそが より刺激を求めることなく生活できることで あるとしている。 あ〜その通りと思うことがいくつもある。 今の幼児の生活には、あまりにも 特別な日が多すぎる。 友達の家に行く、友達とお買い物に行く、 動物園に行く、みんなで公園に行く、 それが頻繁にあることなのだ。 どうして、家に帰って普通の生活を させないのかと思うくらいだ。 その刺激の多さが自分たちで生活を 決める年齢になって不満足を感じさせるのだろう。 幼児に不似合いな習いものもしかりで 私は、きっとそうとう頭の古いタイプの お母さんなのだと思う。 以前、バイオリニストの五嶋みどりのお母さんの 自伝的な本に書いてあったことを思い出した。 彼女は、アメリカに住んでいながら、 アメリカで生まれた息子に 家できちんとした日本語を使わせたという。 言語とは、コミュニケーションをとる術であるという はっきりとした哲学からだ。
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