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2007/06/23(土)
「むかつく構造」パート2
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読み返すととても面白い。 関東に住む保育士さんが現代の幼児の 「おとなしさ」について危機感を持っている ことを書いている。「むかつく」ことの根である 暴力性、攻撃性の芽をつみ取られて そのことを教えなくてはならない事態に陥っている。 学ぶことへの全般の(生)のエネルギーをも 減少していくのだ。 幼児のうちに争ったり、我を通したりすること の大切さ、その経験が情緒のコントロールスキルを 育むことであるとする。 さらに幼児の生活にとって大事なのは 「癒やし」ではなく、成長への欲望を刺激する ことである。 「競争のない」「がんばらせない」という 教育方針の幼稚園を思い出した。 これは、大人の論理であるということ。 子どもに必要なのは、正しい緊張(ストレス)であると いうこと、子どもには「明日」の姿が 「今日」よりも向上するものでなくてはならないと考える。 「むかつく」気持ちがあっても 行動に出るか出ないかでは、大違いなのだ。
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