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2007/07/26(木)
暗闇を遊ぶ
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今日はお泊まり会。 ハウスは、真っ暗になるのだ。 夜は本来暗いもの。月明かりが こんなに明るいとは思わなかった。 ここの月は存在感が違う。 その暗闇を子どもが遊ぶ。 森の中に入ったり、建物の周りを 回ったりする。 度胸試しではないが、30人連なって 山へ入っていく。 みんなで行けば恐くないなのだ。 それでも、誰も泣き叫ぶ友人を おいていってしまわずに 全員がクラスであることが 受け容れている。これが真の道徳性なのかと思った。 誰一人、おいていってしまおうとは言わない。 誰が欠けてもウサギ組ではないからだ。 一人では恐くて仕方がない暗闇を 誰かと連なったり、誰かの言葉によって 助けられたりして 克服していく。最後は、叫び声をあげて 遊ぶ子どもたち。このことは、覚えているかも 知れない。覚えていないかも知れない。 でも、覚えていない部分、無意識の部分を 健全に育てることが大切なのだと思う。 意識上の事ばかりが着目されすぎて 実は無意識の部分が人間の身体とつながっている部分 なのだと思う。そこを健全に育てることが 人生を左右する。つまり、幼児期なのだ。 幼児期を真剣に育てないで、学校が云々、 先生が云々なんて、ナンセンスだ。
子どもたちは、暗闇でもわかる。 友達の顔、気持ち、そうっと 手をふれていれば分かるのだ。 そういう子どもに育っている。
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