本日の出来事
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2008/01/31(木) 本当に最後
オリオン座がよく見えるほどの寒さで
暖かい海鮮寄せ鍋。
息子が帰ってくる前にとさっさとお風呂に入ってしまって
ぽかぽかと暖まる。
ちょっと幸せだと思う。犬といっしょに古い映画を見る。
今日出してしまったレポートをもう一回読み直したら
ずいぶんと誤字脱字だった。
しかも結論は尻切れトンボ。
「掃除機の機能と比較」サイクロン方式の掃除機が
思ったほどよくないという結論だけど
どうして派手なコマーシャルをしていないメーカーの
高級掃除機がとてもステキに見えて買いたくなるのだろうか。
これは、「生活情報論」の講義のいうところの
メディアリテラシー教育が必要であることだ。

真っ暗な道を学生駐車場までえりちゃんと歩く。
「もう最後だね」
「そうですね」
今日で4年間の講義は、すべて終わりになった。

2008/01/30(水) 嘉門達夫
音楽を聴かないと昨日、書いた。
楽しく聴く音楽もあったんだった。
「嘉門達夫」のベストアルバム。
Jポップの替え歌もいいけども、私が好きなのは、
クラシックに歌詞をつけた歌だ。
お馴染みのメロディが馬鹿馬鹿しい歌に
変わる。「ワルキューレ」が
「めっちゃまず〜い、めっちゃまず〜い」
あ〜そうか、「たったか」という最初の
リズムは、日本語にあてはめるとそういうことになる。
子どもがよく、CMソングを覚えたりするのは
そんな言葉のリズム遊びだったりするのだ。
「めっちゃ」というところが「め」と「ち」
の間で短く演奏してはいけないのだ。微妙な
ための部分が言葉でよく表現されている。
「胡桃割り人形」の小組曲では、お馬鹿な
歌詞がついている。でも、そんな気持ちで
多少軽めに演奏した方がこの曲に合っている。
ニュアンスという意味では、納得なのである。
音大出の友人がプロコフィエフのフルートコンチェルトを
とんでもなく下品な歌詞で歌っていたことがあった。
それがリズムにぴったり合っていたのだ。
そういえば私たちの年代では、オッフェンバックの
「天国と地獄」がなぜか「カステラ1番」の音楽だ。

とにかく、嘉門達夫は天才だ。
「鼻から牛乳」は、代表的フレーズだが
「魂、ぬけたら臨終」とさらにバージョンアップしている。

2008/01/29(火) 音楽を聴かない
音楽をほとんど聞くことがない。
「ポジティブ」に聴くことがないのだ。
車の中では、ラジオをかけていることが多い。
聴いたとしても、マッキーか東京スカパラ
ボサノヴァのカバー、スマップ
クラシックは好きだが、あえてきくことは
滅多にない。
嫌いなのだろうか。演奏をすることで
満足してしまうからだろうか。
音楽を聴かない一日もある。
特によい景色を見ている時には
しいんとしている時間もあっていいと思う。
ウチの子どもたちもMP3プレーヤーで
いつも耳にヘッドホンを付けて聴いているが
なぜ、そこまでして聴かなくてはならないのか
わからない。一度だけ、
スマップのコンサートまであと一週間しかないのに
アルバムがようやく発売というときがあって
予習の意味もあり、真剣に聴いていたときが
あった。それも2年前。
真剣に聴き始めると立ち止まって自分の世界に
入ってしまい、他に何もできなくなるので
やはり、音楽を聴くのはやめようと思った。
だから、音楽は、聴かない。
ただ、唯一、海の眺めながら
キース・ジャレットの「ケルンコンサート」は
いいかもしれないと思う。
ああ、そうか。
私は音楽を聴くと孤独になっていくのだ。

2008/01/28(月) 芸術性についての論議
「憲法9条を世界遺産に」中沢新一、太田光
という本を何度も読んでいる。
その中に「芸術作品を見たときに感動するのは、そこに誤解と
いうギャップがあり、その誤解こそが自分の個性」と太田が
言っている。さらに「作者の意図とは違うところで
感動が生まれることの幅が作品の力」としている。
私が感動するところのプーランクのノヴェレッテも
プーランク自身が思うところのノヴェレッテではなく
勝手につけた副題の「私の孤独な老後」というイメージの
中での音楽ということになる。
第3番の最後の不思議な響きの和音がとても
好きでいつも弾くときに一つの問いが浮かぶ。
「幸せって何?」
でも、プーランクが最晩年に作ったこの曲が
人生への賛歌でなかろうはずがない、という私の誤解。
さらに中沢新一のよるところの「違う意識の構造を持った
者同士が誤解を伴ったディスコミュニケーションをすることによって世界は成り立っている」ということだろう。
学校という社会構造は、とてもこの世界観を
嫌うような傾向があるのだろうか、「発達障害」という
テーマを卒論にして書き上げたのはいいけれど
この子どもたちが過ごす社会にして、不都合な価値観が
学校社会であるのかと思うときがある。

2008/01/27(日) 豪雪とお引っ越し
娘の引っ越しの為に札幌へ行くことになった。
息子二人は、わざわざバイトを休みにして
車で向かってくれる。
普段、関わらない子どもの父親も手伝って、
あっという間に車に積み込み、
新しいマンションへ。
今度は4階なので、私はエレベーター係で
ボタンをずっと押していて、長男が積み込み
次男と父親が車からエレベータ前まで運び出す。
部屋に入れるのは、娘だが、これが追いつかない。
長男も手伝って、20分もかからずに
第2便となる。しかし、息子二人はよく働く。
大きなモノ、背の高いところ、重いモノ、
すべてこの二人で用足りて、引っ越しは終わる。
しかも、長男は妹の為に仕送りをしていたことが
発覚。「せっかく、内緒にしてやったのに」
半分腹立たしいが半分うれしい。
そんなことを兄に頼む妹の図々しさに腹立つのだが、
頼りない母さんを何も言わずに助けてくれた長男に感謝。
3人は、離れていても兄弟で家族なんだということを
実感する。
夕ご飯は、上の二人が幼稚園の時から
家族ぐるみでつきあっている渡辺家と一緒に。
楽しいひとときで本当に暖かくなる。
ここの家とも離れていてもわかりあえる人たちなのだ。
帰りは、長男一人ががんばって、運転。
私と次男はぐっすり寝ていて、白石から神居こたんまで
気がつかない。それでも、文句も言わず雪道を
運転してくれる。本当に感謝。

2008/01/26(土) 4年間で一番長い日
3時から始まる試験、3時10分には私は解放される。
1番先に弾いて、10分で終わるのだ。
緊張しないわけがないので、指が震え、事故が
起きるのも想定内だった。
しかし、3番目の曲になると段々落ち着いてきて
「どうにでもなれ」という気持ちもあった。
なるようにしかならないし、練習を積んできたわけ
だから、そのことが裏切るわけはない、という確信。
案の定、会心の出来で一つのミスもなく、
思うような音を出すことができた。
休憩の時に先生のところにお礼に行くと
「4年間を思い出して、じいんと来たわ。よかった。
よくがんばったわ。」
と涙ぐんでくださった。
声楽の先生も「本当によかったですよ」と
言ってくださる。
思わず、私も「ありがとうございました」と声にならず
涙してしまった。
こんなところで泣いてしまったのは初めてだ。
へたくそだけど、一生懸命こだわって、1日に何時間も
練習してきた4年間だった。私でも上手になれるのだ。
うれしかった。ピアノを弾くことが
喜びに満ちたものであると思ったのは、初めてだった。

2008/01/25(金) 人との出会いと終わり
「わあ〜またプーランクばっかりやってる(笑)」としょうすけ
「赤ずきんちゃんのおばさんだ」と進学するふくちゃん
「人生、これでもか〜ってことが起きるわよ。20代には
わからないわよねえ」と松永先生
「魔笛はオペラではないんだよねえ。あおのさん」とアメリカに行くうんちゃん
「あおのさんは、どんなドレス着るの?」とやっち
「もう、卒論だしたの?!絶交だ!」とあやちゃんは小学校の先生
「うわ〜ん、愛してるう〜」パワーポイントと手伝ってあげると言ったら、あやちゃんの答え
「また、DSで麻雀やりましょうよ」と大学院に行くかおりちゃん
「これ、暖かいの。帯広で買ったの」とフリース靴下のこのみちゃんは中学校の先生
「あおのさん、それ股関節炎でしょ」みおりちゃんは、ハイツェーがびゅーんとのびて、すばらしい歌声
「きっと、追い出しコンパでお話してみたいって思っている人いますよ」コンパに出ない私を誘ってくれるひさちゃん
「ドレスきてええ〜〜」試験に何を着ようかなと言った私にはるかちゃん

もうすぐ、お別れの人たち。
昨日は、たくさん話しをした。
今日は、良く晴れている。卒業試験の日。

2008/01/24(木) プーランクあれこれ
試験曲でもある「ノヴェレッテ」についての
情報がほしいと考え、本を購入した。
しかし、プーランクの一生でピアノ曲や
器楽曲は、あまり評価されていない。
プーランクは、「歌曲」で評価された作曲家
らしい。歌曲は、宗教色の濃いものが多いらしい。
ところが、私はプーランクの歌曲は
一曲も知らない。聞いたことがなかった。
有名と言われる歌曲を作曲する中で
ピアノ曲、フルートやオーボエのソナタを
作曲する。来週は、プーランクの命日らしい。
寒い1月、パリのアパルトマンで心臓発作で
突然亡くなる。プーランクの作曲活動で
ピアノ曲は、一番ではないとされている。
それでも、「ノヴェレッテ」と「即興曲」は
傑作であるとしている。
偉大な作曲家の仕事にも、よいもの、できのいいもの、また
そうではないものがあるのだ。
それは、決して誰からも理解されない、本人だけが
わかっていることなのだ。評価をされないものだと
しても、ピアノを使って作曲していたプーランクが
ピアノを嫌いであろうはずもない。
「ノヴェレッテ」の1番、2番の器楽曲的な
響きと3番の歌のような響きは全く違う。
亡くなる2年前に作曲した3番は、
彼の音楽に対する気持ちも違ってきていたに
違いない。人生の終わりの時期を知っていたような
曲でもあるように感じる。

2008/01/23(水) 試験のリハーサル
実技試験といえば、心臓も胃も全部、口から
飛び出すくらい緊張してしまう。
もちろん、手は震え、頭は真っ白。
それでもピアノに向かわなくてはならないのだ。
それでも曲を最後まで弾き切らなくては
ならないのだ。
昨日は、4年生の試験リハーサル。
試験と同じ状況で弾く。
名前が「あ」なので、学生番号は一番先。
演奏の順番も一番、これは4年間変わらないこと。
ピアノの前で礼をして、ピアノに向かって
ドキドキ。これも4年間、8回の試験で
変わらないことだ。
しかし、曲が始まって〜もちろん、いくつかの
細かい事故があったけど〜その曲に没頭して
しまうと半分無意識のような状態になって
いった。4年間で一番好きになった曲を
楽しい気持ちで弾いている時間に浸っていた。
よかった。私は、確かなものを得ることが
できたのだ。

2008/01/22(火) 不動産
去年くらいから、不動産会社のHPを
眺めるのが趣味になってしまった。
毎日毎日、何度も眺めていて
とても楽しいのだ。
別に引っ越す予定もないのだが
「1DK」ならここがいいわ〜とか
「4LDK」くらいならみんなと住むことが
できていいわ〜とか、想像している。
例えば、札幌なら地下鉄の駅の近くが
いいとか、オートロック、宅配ボックス、
カードキーとか、夢は膨らむばかりだが
全くの夢なので、どんなに大きな妄想でも
単なる楽しみ、しかもお金のかからない
安上がりな楽しみだ。
想像なので、経済的な心配もなく、
バルコニーが広くて花火が見えるくらいの
場所がいいなあ、なんて、パソコンを
眺めている間の幸せだ。
まあ、おいしいおまんじゅう食べたいな〜と
いう程度のことですから、罪はないよね・・・

そんな私なもんだから、息子の新しい部屋を
ぬかりなく見ていたわけだ。
それで、昨日数ある物件の中から新しいものが
出たのを見逃すはずがない。
条件がいい。鉄筋、ベットスペース、9畳
システムキッチン、バス、トイレ別、駐車場無料
外の物置、共益金なし、よ〜しここだ!
早速、電話をして即決。
人気物件なので、すぐなくなりますという不動産屋の
言うことを聞いて「やはり、私の目は確かだ」
と自画自賛だ。これで、わざわざ見に行く必要もなく
交通費も浮いたわけだ。引っ越しも友人に頼むらしいので
私は全く函館に行く機会がなくなった。

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