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2008/01/16(水)
音に対する記憶
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音に対する記憶がいいのか 悪いのか、私の記憶の中の風景は、 音と結びついている場合が多い。 朝の山の風景は、山鳩の鳴き声だ。 高校生の時、朝早く汽車に乗らなければ ならなかったので薄暗い道を大抵急ぎ足で 歩いた。すると、近くの山から 聞こえてきていたのが山鳩だった。 この声が山鳩であることを知ったのは、 ごく最近で、それまではよくわからないが この音と青い山陰と寒い朝を思い出した。 カッコウの鳴き声が「ソ」と「ミ」ではないことは ピアノを習い始めたころに分かった。 どこに住んでいても子どもの頃は外にいたので そこの音とか空気を覚えていたりするもの。
それにしても、引っ越しが好きなのは 母譲りなのか、来週の娘の引っ越しが 妙に楽しみだ。
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