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2008/01/24(木)
プーランクあれこれ
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試験曲でもある「ノヴェレッテ」についての 情報がほしいと考え、本を購入した。 しかし、プーランクの一生でピアノ曲や 器楽曲は、あまり評価されていない。 プーランクは、「歌曲」で評価された作曲家 らしい。歌曲は、宗教色の濃いものが多いらしい。 ところが、私はプーランクの歌曲は 一曲も知らない。聞いたことがなかった。 有名と言われる歌曲を作曲する中で ピアノ曲、フルートやオーボエのソナタを 作曲する。来週は、プーランクの命日らしい。 寒い1月、パリのアパルトマンで心臓発作で 突然亡くなる。プーランクの作曲活動で ピアノ曲は、一番ではないとされている。 それでも、「ノヴェレッテ」と「即興曲」は 傑作であるとしている。 偉大な作曲家の仕事にも、よいもの、できのいいもの、また そうではないものがあるのだ。 それは、決して誰からも理解されない、本人だけが わかっていることなのだ。評価をされないものだと しても、ピアノを使って作曲していたプーランクが ピアノを嫌いであろうはずもない。 「ノヴェレッテ」の1番、2番の器楽曲的な 響きと3番の歌のような響きは全く違う。 亡くなる2年前に作曲した3番は、 彼の音楽に対する気持ちも違ってきていたに 違いない。人生の終わりの時期を知っていたような 曲でもあるように感じる。
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