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2008/02/08(金) 私が私であること
Sちゃんは、小さい女の子だけど
不思議な子だ。
たった3歳〜本人曰く「ちゃんちゃい」〜なのに
絶対の自信を持っている。
今日、みんなで歌を歌っていて
「それでは、この歌歌える人?」
かなり難しい歌なのと、どれくらい歌詞を
覚えているか、知りたくて指名して歌ってもらうことにした。
何人か手をあげている。
一人の子にあてて、前に出て歌ってもらう。
あまり、歌詞を覚えられていない様子だ。
そのときにSちゃんがいきなり、後ろにいる先生に
向かって「聞こえない」
先生はびっくりして、「指導がまずいってこと?」
きっちり、評価している。
くるっと振り返り、「次の人」と言った私に
向かって、Sちゃんはピヨコ組なのに挙手をする。
びっくりしてあてようかと思ったときには
すでに堂々と前に出て、みんなの方を見渡している。
私も思わず、「伴奏をさせていただきます。
よろしくお願いします」と言った。
Sちゃんは、ちらりと見ただけで微動だにせず、
前を向いている。まるでオペラ歌手のようだ。
そして、回らない口でしっかりと歌いきったのだ。
「こあらしの〜ちょどかない〜ゆきのなか〜あにゃほって〜」
のばすところはしっかりとという、私の指示をちゃんと
守っている。終わるとどうだといわんばかりに
こちらを見る。幼児体型のぷっくりおなかと
あごをつきだして、またみんなを見渡している。
年中組にいる姉は、後ろの方でほくそ笑むような顔を
している。この妹は、誰に対して、そんなに挑戦的なのか、
「ありがとうございました。お下がりください」というと
さっさと自分のところに座った。
あまりにも、自信に満ちていて誰も止められない。
「そういえば、さっきは、跳び箱のスタートを腕組んで
指示してた」
一言、手で払うような仕草で「行きな」
誰の真似ですか・・・

とにかく、自分自身であることに自信を持って
生きている。あの誇りを傷つける者はいない。
「私が私であることを生きている」と
ちっこい体全体で言っている。
人前に立つ人の光が出ているような気がする。


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