本日の出来事
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2008年3月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新の絵日記ダイジェスト
2012/02/05 いろいろ
2011/09/26 今日の話し合い
2011/09/25 しばらくで
2011/05/07 風邪?
2011/05/04 焼肉

直接移動: 20122 月  20119 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 月 

2008/03/06(木) 3月の子どもの成長
うわーんうわーんと大声で泣く子どもの声にあれあれと
覗いてみたら、年長のMOちゃんが泣いている。
それがまた、ものすごく豪快で失礼ながら、
見ほれてしまうほどだ。こんなに自分の感情を
表に出せたら、気持ちがいいだろうと思う。
ハウスの子どもは、めったに泣かない。
転んだくらいでは泣かないし、友だちに多少いじわる
言われたくらいでは涙はでない。それが
こんなに泣くのだからよほどのことと見ていた。
周りにいるHちゃんもMIちゃんも困った顔を
している。昨日からの複雑な関係がこじれた結果で
あると後から聞いたが、こういう時に大人は仲裁に
入らずに「へえ〜」とか、「そりゃ、しようがない」
とか、解決の糸口は与えない。
あまりの泣き方に言ってしまった方もびっくりの様子だ。
この場合、簡単に「ごめんね」と謝らせない方がいいのだ。
最近、大人が解決してしまうことで
損なってしまう子どもの力というものを感じる時がある。
子どもには、子どもの世界があって、
子どもの納得の仕方があるのを分からずに
あれこれと指南しすぎてしまう。
昔、中学生だった娘が色々なことに嫌気がさしたのか、
「学校が遠すぎる」と言ったことがあった。
娘がいやだと思っていることも分かっていたが
それは娘が解決しなければならない問題。
乗り越えなければならない壁。
おなかが痛いだの、頭が痛いだのと
言ってみても始まらないことくらい娘も承知なのだ。
それで「学校が遠い」とは、考えたものだ。
「あ〜そうだねえ。そうしたら、お母さんが
明日の朝までにウチの目の前に学校を持ってきてあげるよ」
それ以来、そんないいわけをしなくなった。
しかし、子どもだって、愚痴ったり、ぼやいたり
するのだ。友だちのことを悪く言いたくなるときも
あるのだ。私も大学の悪口は、これ以上ないくらい
言い尽くした。けれど、学校をやめるわけでもなく
卒業する。

さんざん、泣き尽くしたMOちゃんは、あとで
私に言ってきた。
「もう、仲直りすることにした」
「あんたは、それでいいの?」
「もう、いいの」
「あんたがいいなら、いいんだよ」
にこっといつもの彼女に戻るのだ。
そして大げんかの二人は、それから何時間も遊んだそうだ。
この時期、こうやって一つ一つ越えて行くのだと思う。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.