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2008/03/07(金)
成長パート2
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中学生のTちゃんと話していて、中学1年生という年代の 成長ぶりにびっくりする。 去年まで小学生だったのに、すっかり考え方も立派な中学生に なっているのだ。「へ〜そうなんだ」と感心しながら 聞いていておもしろいことを教えてもらった。 学校の体育館の入り口だかに「可能性は、無限大」という 言葉が掲げられているという。 私は、思わず「そりゃ、違うだろう」と笑って言ってしまう。 ちなみに「夢はかなう」というのも、どうかね〜と思う。 かなうのは、「夢」ではなくて、「目標」であると 思うのだ。中学生には「夢を見る」ことではなく 「夢を叶えるための力」をつけるべきと思うのだ。 現実にならなければ、単なる妄想に終わってしまうのでは ないかと私は考える。さらに 中学生になれば、自分にできることがそう多くないことは 分かっているだろうと思う。つまり 私がこれから水泳を覚えて、オリンピックに出ることは 絶対に無理だと思われるし、ウチの母のディズニーランドで 働きたいという夢も叶うこともないと思われる。 知り合いが言っていたことであるが、漫画家は、小学生の 時から漫画家以外にはなれないし、ならないと決めている人が 多いという。他に選択肢のある人は、漫画家にはならないことが 多いらしい。そういう彼女は、絵のうまい学校の先生で 通信などはとても楽しいだろうと思うが漫画家にはなっていない。私もなんだかんだとこの仕事以外には、できない。 「可能性は無限大」のように見えて 実は、選択肢は1つか2つであるような気がする。 AかBかどちらか選ぶという判断で道が決まっていく と思う。 中学生のTちゃんには、酷であるが彼女が今するべきことは 一つである。 「とりあえず、落としてしまった成績をもとに戻すべく 春休みに勉強をすること」 「そうだよねえ〜」とTちゃんは苦笑する。 ちゃんとわかっている。立派な中学生である。
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