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2007/03/10(土)
大根の味
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今朝くじ屋さんにロト6とスクラッチを買いに来たおっちゃん、 しばらくして再登場。 ロト6、400円分のくじ券をもらっていないと言う。 くちゃくちゃになったスクラッチのはずれ券は外のごみ箱の中。
えーっ、ちゃんと渡したやんか、800円と引き換えにぃ。
その場でスクラッチを削り、立ち去って、、 で、他方のロト6のくじは貰ってないと言う。
『確かにお渡ししましたよ。』
と丁寧に説明してもダメ。
なんやぁ、このおっちゃん。
と、マジギレする前に、とりあえず笑顔を作り再発行のくじを渡した。
後ろに並んでたおばちゃんが、 まぁまぁ、こまったお客さんやったねぇ。 と自家製大根をくれた。
しばらくはムカっときてたけど、 考えてみればおっちゃんは思い違いをしているだけのこと。 小さな紙きれのくじやから、財布の奥底かポケットの中に隠れてるんかもしれん。 でも本人のアタマん中では、くじは貰っていない、なんや。 だから、とことん食い下がってきよる。 本当にこまったもんやが、やんや言うおっちゃんに、わたしをこまらせようとか、そんな悪意はない。 こういう話って、けっこーゴロゴロしとるんやよなぁ、世の中にはさー。
400円の赤字は、会社にも迷惑な話やけど、事務所のほうでも、 しょーがないですね、やった。
そうそう、おっちゃんに、 『もし出てきたら、ご面倒でしょうがお返しくださいね』 と、声を掛けといた。 うん、少々作り笑いで。
あ、おっちゃんとのやりとりを見とったおばちゃんは、 自転車置場まで大根を取りに行ってわたしにくれたの。
美味しそーな大根や。
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