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2005/06/20(月)
みちこの言い分
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わたし、雅子の母、道子ですわ。 わたしは、2度も、手術、経験して、胃、胆のう、食道、ありません。それなのに、80年も生きているです。いつ、死んでもいい、いえ、今日にでも、お迎えが欲しいのだ、と、ムスメにはいつも言うのですが、ムスメのやつは、聞こえぬフリしますですよ。 体が弱いところ、見せ付けようと、わざと、ムスメの前では、ヨロヨロ歩きますですが、どこで見たのか、「元気そうに歩いていたじゃん」と、口の端ゆがめてニヤリと、笑います。
病院は、わたしの趣味で、ほぼ、毎日、行きます。送り迎えは当然、ムスメの仕事です。親の病院の送り迎え、当たり前ですよ。それなのに、えらく大きい顔して運転してるです。時々、「わたしゃ、運転手か」などと、ほざきます。
このムスメは、また、掃除が嫌いときてるです。 わたしは、あちこちチェックしては、注意いたしますが、そんな時、恐い顔して、大きな音立てて、掃除いたします。で、時々、「わたしゃ、女中か」などとほざきます。
また、このムスメは、あまり、わたしの話、聞きません。言いかけると、「それは、もう、聞いた。何べんも」などとほざきます。
またまた、このムスメは、料理の手間を省こうとしますですよ。 「粗食じゃね」イヤミを言ってやります。「お母さんの健康を考えてるんよ」などと、ほざきます。
またまた、さらに腹が立つのは、ムスメとマゴがひそひそ話することです。聞いても、言ってくれません、どころか、「お母さんには関係の無い話」などと、ほざきます。キ〜〜〜!!
だもんですから、時々、ケンカになるですよ。悪いのは、いつも、ムスメなんですが、悔しい事に、ムスメは口が立つ。ボキャ?ボキャブラリン?だったかねー、それが豊富で、やり込められるですよ。それで、わたしは、奥の手を出します。黄門さまの印籠のような物です。この紋所が、目に入らぬかー!! だれのお陰で、あんたは大きくなったのか!わたしが、どんなに苦労してきたか!子が親を敬うのは当たり前のこと、なんで、あんたには、そういう、当たり前のことが出来ないのか!それよりなにより、だれが、産んでやったのか〜〜!
オンナも半世紀、生きてくると、図太くなるです。びくともしません。知らん顔して、散歩なんかに出掛けます。
わたしは、ムスメの育て方、間違ったのでせうか・・・
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