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2006/10/21(土)
黄門さま
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散歩から帰ったら、母が、「黄門さま」を観ていた。 母は、このドラマが「渡る世間」の次に好きなのです。 悪代官やらが出てきて、地位を悪用して、私腹をふやし、悪事の限りを尽くしてて、 なんだ、今と変わらんじゃん! 今と違うのは、最後に正義の味方・月光仮面、もとい、黄門さまさまが出てきて、 ほら、あれですよ、母も、みんなも大好きなあの場面、 「ひかえおろ〜〜〜!この紋所が目に入らぬか〜〜!」 ジャ〜ン♪ここで、大げさなBGMが流れます。 「あ、そ、それは〜〜」 「あ、あなたさまは〜〜」 ハハァ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!! そこで、観ているみんな、いい気分になるのであります。 拍手喝さいなのであります。 ただ、ただ、この場面だけが見せ場であり、 この場面を見たいが為に、その前のだらだら場面を見続けてるのです。 マンネリといわれながら、役者も代替わりしながら、長年続いてきたゆえんであります。
ところで、我が家にも「黄門さま」ならぬ「オババさま」・・・君臨しております。 親子ですから、喧嘩もします。 でね、自分の分が悪くなると、出してくるのですよ。 母の紋所!目には見えません。口から発射するですから。 「あんたを育てるのに、どんなに苦労したか・・・」だの、 これが一番効きます・・・ 「体が痛い。あっちも、こっちも・・・」だの、 「わたしほど不幸な女はおらん」だの・・・。 母の紋所は、不幸・苦労・病気。 おお、わたしに、何が言えましょうや。 ハハァ〜〜と、這い蹲らないまでも、無言でひきさがりますですよ。
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