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2006/06/26(月)
雨の日は・・・。
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今日は朝から雨。 積ん読減らしにがんばったです。 掃除しろよ? ま、そうですが、積ん読、昨日、また、増えちゃったですし〜。 母もワンコもごろんごろんしてるしね、わたし一人が気を吐くこともあるめぇ!
ということで、今日は、久々、京極夏彦。 「四谷怪談」を、違った角度から見た小説です。 悲恋ものですね。 お岩さんも、伊右衛門も、とても、いい人間なの、いや、いい人過ぎます。 幽霊は出てきませんよ。 だから、ちっとも怖くないし、むしろ、悲しい。 幽霊は出ないけれど、幽霊より怖い人間の心のおぞましさが、際立ちます。 寡黙で不器用で実直な侍の伊右衛門と、その伊右衛門を愛するお岩さんの凛とした姿は、 心をうたれます。 だけど、二人は、愛しながらも、運命に翻弄されていき、 衝撃のラストへと突き進んでいくのです。
日本の怪談・ホラーは世界でも一級モノ。 その中でも、「四谷怪談」は、名作中の名作で、日本人で知らない人はいないわ。 その怪談話を、ここまで、美しくたかめてくれたんだもの、 本家本元の作者、鶴屋南北も、許してくれるんじゃないかな?
ところが、この小説、早くに読んでしまって、 仕方が無いから、ミク覗いたり、ピアノ練習したり、 それも、飽きたので、 押入れの整理、アイロン、溜まってた事務などを片付けた。 これで、きっと、明日も雨、いや、雪が降るかも・・・。
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