|
2006/06/08(木)
愛のボキャブラリー・・・
|
|
|
渡辺淳一が、ある本のコラム欄で 日本語が「ボキャブラリーが貧困」である、と書いていた。 何で? わたしは、日本語ほど、ボキャブラリーの豊富な言語は無いと思うけど・・・? で、よく、読んでみたら、要するに「愛の言葉が無い」ということらしい。 自然に関する言葉なら、山ほどあって、 例えば、雨でも、 梅雨、時雨、五月雨、霧雨、長雨、驟雨、穀雨、夕立・・・・・・ 数え上げたら、キリが無い。
この国の文化、国民性ってもんがあるのよね。 例えば、 「君の瞳に乾杯!」なんて囁く男がいたら・・・気持ち悪ッ! ホスト出身じゃないの?と疑った方がよろしい。
渡辺淳一なら、ま、言いそうだよね。 上品なエロスを書こうと思えば、苦労するでしょうよ。 一歩間違えれば、ポルノですもんね。 「愛が卑しめられてきたからの結果である、 日本人は、愛に目覚め、愛に寛容であるべきだ」 と、結んでいます。
わたしは、はっきり言って、彼の書く小説はポルノと大差ないと思うわ。 なに、気取ってんのよ、と言いたい。 彼のいう愛が何をさしてるのか、 書きにくいけど、「SEX」に他ならないわよね。 愛を「SEX」に置き換えたら・・・ まったく、冗談はやめてよといいたいわ。
純粋に愛に関するボキャブラリーなら、とても、豊富だわよ、渡辺さん! 万葉集から、勉強することね!
|
|
|
|