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2007/07/31(火)
立場変われば・・・
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星新一のショートショートで、こんな話があったなぁ。 どんなタイトルの本だったのか、 まったく覚えてないんだけど・・・。 あらすじは、ざっと、こんな話。
ある北の国で、平和に暮らしている住民の所へ、どこからか、巨人がやってきた。 住民たちはパニックになったが、その巨人は友好的で、危害を加えることはなかった。 むしろ、やさしかった。 その巨人は、大きな怪物といっしょだった。 その怪物もまた、従順でおとなしい働き者だった。 ある時、怪物を残して、巨人は居なくなってしまった。 すると、その怪物は、やがて、住民に危害を加えだしたのだ。 住民達は逃げ回りながら、話し合った。 もう少ししたら、あのやさしい巨人サンたちが帰ってくる。 帰ったら、きっと、あの怪物たちを、ひどく叱ってくれるに違いない。 ある日、やっと、巨人サンが帰ってきた。 見てろ、あいつら、きっと、ひどい罰をうけるぞ! 絶対に死刑だ! ところが、巨人サンは、泣きながら、こう叫んだのである。 「タロウ〜〜!ジロウ〜〜!」 そして、両者は抱き合って再会を喜んだ。
もう、お分かりね。 「南極物語」なのさ。 ペンギンの身になってみれば、いい迷惑だったろうね。 立場が違えば、そんなもんよ。
ところで、なんで、わたしが、こんな話を思い出したかといえば、 ある雑誌で、お騒がせの「ふとん叩きおばさん」の、そのおばさんの立場から見た話を読んだからなのだ。 超有名だったから、みんな知ってるよね。 隣の被害者が撮影した映像を何度も見たから。 それも、ひどいところばっかり。 たぶん、編集してるね。 マスコミ、特にワイドショーでは、面白おかしく放送してた。 わたしも、日記に取り上げて(2度も)、多いに笑わせてもらった。
http://diary2.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/masako2354/?Y=2005&M=6&D=28 http://diary2.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/masako2354/?Y=2006&M=2&D=28
このおばさんは、家も顔も全国に流されて、一方的に悪人にされてしまったけど、 でも、本当は、どうだったの? 70枚もの意見書の中身には、どんなことが書かれていたんだろう。 マスコミは、いっさい、公開しなかったし、むしろキチガイ扱いだった。 喧嘩両成敗って言葉がある。 確かにあのおばさん、やり過ぎではあったけれど、報道は、あまりに一方的ではあったよね。 あのおばさんの話にも耳をかたむけても良かったんじゃないかしら? マスコミって、どうも、公平性に欠けるって思うのよね。 それに乗った、ミーハーなわたし。 マスコミを責める権利は無いけどね。
というわけで、最近ちょっと、気の毒に感じてるマサコなのでした。 そう思ったら、心の叫びは、むしろ、悲痛である。 今日の日記は、ちと、長いね。 ご清聴、感謝いたしますm(__)m
ここからは、独り言・・・匿名希望でお願いします。 その被害者さんは、ある有力な宗教団体の偉いサンだったらしいのよね。 そして、おばさんには病気の家族がいた。 となると、 なんとなく、全体像が見えてきそう。 被害者は意外とおばさんの方だったのカモ・・・。 大きなものに、破れかぶれで向かって行った、ペンギンさん、 という構図も考えられないこともない。 この宗教団体に触れることはマスコミでもタブーだもんな。 おおっと、日記でも、タブーだぜ。 コワイ、コワイ・・・
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