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2008/05/27(火)
『母が重くてたまらない』感想文
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まず、この本のタイトルの重さに愕然とした。 この高齢化・少子化社会において、 なんという胸の痛くなるタイトルであろう・・・
臨床心理士の著者の元に、今や母親に窒息させられそうな娘が、駆け込んでくるらしい。 その母親とは、主に団塊の世代。 娘は30代。 この本は、そういう年齢設定で書きすすめられているが、 著者もあとがきで書いているように、 歳には関係ない。 わたしの周りにも、母にがんじがらめになってる娘は多い 墓守娘は、広い年齢層にわたっているのだ。
我が家には、バツイチのわたしを中心に、 80代の母、30代の娘の女3人暮らし。 母は、 産み育てたという親の特権を、手放そうとはせず、 無神経にも、娘の領域にどかどかと入ってくる。 都合のいい時だけ、老人ぶってわがまま放題。 依存し、甘え、そして、支配しようとする。 そんな母の存在は、わたしに重くのしかかっているが、 まさか、捨てるわけにもいかず、 葛藤は深いが、母は無邪気に気付こうともしない。
さて、わたしと娘の関係は、今後、どう進んでいくのだろう? そこが気になるところだが、 そんなわたしに、この本は、 確かに 「傾向と対策」となってくれるにちがいない。
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