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2007/03/12(月)
落とし物
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昨夜の事。 横着して外出さきからタクシーを利用して帰宅した。 上着のポケットにはあらかじめ出かける前から持ってきていた財布が入っていた。 この上着がくせ者でやたらポケットが浅く作られている。 体のバランスの取り方一つで中の物が下へ落ちてしまう危険があるのだ。 俺はタクシーのシートに身を沈め、下車する時に落とす危険があるんだと思いしっかり左のポケットを押さえていた。 なぜ、左のポケットをおさえていたかというとそちらのほうに紙幣のはいった紙入れを入れていたからである。 一方の右の方には小銭入れがはいっていてややそちらの方の注意が散漫になっていた事は否めない。 そして俺は違うポケットからおつりとしてもらっていた小銭でタクシー料金を精算して下車した。 改めて家に帰ってみて一驚。 左の紙入れは存在するのに右の小銭入れが紛失している。 下車する時、落としたのだ。 用心していなくて落としたのならあきらめもつく。 しかしあんなに用心しておきながらの失態に俺はなくした小銭のたかよりも悔しい思いが胸を噛んだ。 以前の俺なら金を拾う事はあっても決して落とす事などなかった。 しかもこんな形で。 俺も自覚症状がないだけで頭のどこかが緩んできているのかも知れない。 人は年々若くなって行く事はない。 俺だって確実に老いの足音は迫ってきたいるのだ。 用心しなくては。 俺に限ってという思い上がりが災いを招く。 今日に日記はそんな俺への自戒の念を込めて書いた。
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