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2007/06/01(金)
メリージェーン
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先日新宿のカフェでお茶を飲んでいたら通りすがりのおじさんからいきなり 『つのださんだよね』 と言われた。 読書に夢中になっていた俺はしばし何の事やら理解できず怪訝な面持ちで本から顔を上げた。 確信に満ちた顔をしたおじさんがうれしそうな声で 『やはりそうだ、あんたつのださんだよね。 頑張って下さいよ。いつも見てますからね』 とさらに言う。 東京に知人などいない俺はなんのことやら理解に苦しむ。 俺に激励の言葉をかけ続けるおじさんは一向に乗ってこない俺にいささか憮然とした面持ちで 『まあ,おくつろぎのところ声なんかかけて悪かったっすね』 といってそれでも時折俺の方をふりかえりながら去って行った。 勝手に声をかけて来て勝手に機嫌がわるくなっても俺は知らんよと言いたい。 そしてその瞬間俺には全てが理解出来た。 たしかあのおじさんは俺に 『つのださん』 と言った。 もしかしてその 『つのださん』 はあのメリージェーンのつのださんかも知れない。 そういえば俺はたまにそのつのださんに似ていると言われた事がある。 しかし今回みたいに確信に満ちた勘違いは始めての事だ。 しかもおじさんは最後まで俺を『つのださん』と勘違いしたまま去って行った。 きっとあのおじさんはつのだ☆ひろも愛想がない男だなぁと勘違いしたまま過ごす事であろう。 無責任に評判を落としてしまってつのださん、ごめんね。 だって気がつくのが遅かったんだもの。 気がつけばメリージェーンの一節でも披露したものをね、、、
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