マスターのひとりごと
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2007/06/25(月) 若いという事
昨日、美空ひばりの特集を放送していた。
平成元年6月23日の深夜、正しくは24日にこの偉大な歌手は息を引き取った。
おりから梅雨のただ中。
深夜の東京の街には沛然たる雨が彼女の死を悼むかのように降りしきっていたのを覚えている
深夜のテレビ画面に訃報のテロップが流れた。
一度は不死鳥のように復活した演歌の女王は再び体調を崩しておりファンの間では彼女の健康状態が取りざたされていた最中のまさかの訃報であった。
ちょうど俺はひばりが亡くなった時青葉台のひばり御殿の近所で働いていたのでその記憶はなおさら鮮明なのだ。
亡くなった日から暫くはもの凄い数の芸能人が弔問に詰めかけ野次馬の俺はすっかり舞い上がってしまったものだ。
あれから18年。
画面に映し出されるひばりの姿をみていたら20代後半だったあの頃の自分が昨日の事のように思い出されて来た。
あの頃の俺は何を考えていたのだろう。
きっと何も考えていなかったのだ。
若いという事は素晴しい事ではあるが愚かなことでもある。
しかし愚かゆえに楽しく毎日が送れていたのだ。
愚かで若かった自分を偲びつつ口ずさむ『川の流れのように』は格別であった。




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