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2007/06/08(金)
しゃべれども、しゃべれども
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国分太一の主演映画。 ストーリーはとりたてて目新しい物ではなかった。 良くある心温まる系の作品だ。 特筆すべきは太一君の師匠役の伊東四朗の落語のうまさ。 役者が落語家を演じると円生や志ん生に代表される独特の話術を模倣してしまいがちになる。 なまじ役者だけに模倣が上手い。 その上手さがかえって噺家をステレオタイプにしか表現出来ていなくて物足りないのだが伊東四朗の演じた噺家は口調は噺家を演じつつもあくまで伊東四朗のオリジナリティが生かされており他の誰の似ていない伊東四朗独特の噺家になっていた。 口座で話す場面は少ししかないがこのシーンを見るだけでも映画館に足を運ぶ値打ちがある。
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