マスターのひとりごと
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2007/07/30(月) 夏の嵐
夕方、夕立とも思えないほどの雷が鳴った。
それは稲妻の閃光と同時に耳元で炸裂するような音を立てた。
かなり近い所まで迫って来ていたのか落雷もあったような激しさだった。
天井からの灯りも何度か途切れそうに揺らめいた。
気の毒を極めたのは表につながれた犬。
稲妻が鳴るたびに怯えあげくには後ろ足で立ち上がり必死の形相で窓ガラスを掻きむしる始末。
それは未だかつて見た事がないほどの焦りと恐怖を浮かべた我が愛犬の姿だった。
雷鳴は一時間あまりも奔放な音をたて続け俺と犬の心胆を寒からしめて何処かへ去って行った。
夏の嵐だ。


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