|
2007/08/31(金)
熱中症
|
|
|
俺の知人の父君が熱中症で倒れた。 かねてよりその父君はガーデニングの趣味を持っていてその日もすでに午前中から殺人的な暑さになっている中、丁寧に庭の鉢植えの一つ一つに水をやっていた。 帽子も被らずにの作業であったという。 昼食の準備に余念がない母君は台所にいた。 その時ドサっという大きな物音が母君の耳をかすめた。 知人は午後からの仕事に備えて未だベッドの中でまどろんでいたらしいのだが時ならぬ母君の叫び声で一気に眠気も吹っ飛び下着のまま玄関に出て行った。 するとそこにはすでに人事不省に陥った父君と周章狼狽する母君の姿があったという。 救急車で病院に運ばれた時、父君の体温は44度にも達しており即死にならなかったのが不思議なくらいだと医師に言われたらしい。 今現在、知人の父君は生死の狭間をさまよっているのだがこの夏の殺人的暑さも人事ではないと9月間近に感じた俺である。
|
|
|
|