マスターのひとりごと
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2008/10/05(日) 癲癇
俺の店の飼い犬が癲癇の発作を起こした。
ホームページのトップにのっているあの白い犬だ。
発作は数年前から起こすようになった。
原因はわからないがストレスがたまると発病するらしい。
ストレスがたまりやすい、たまりにくいはその犬の性格に由来する所が大きいのだがあいにく俺の犬はストレスに弱いタイプであったのであろう。
一日中鎖につながれて餌といえば同じ感じのドックフードを食べさせられていたらさだめしストレスも溜まる事だろう。
俺だったら発狂しているかもしれない。
それを思えば同情の念は禁じ得ない。
禁じ得ないがどうしてやる事もできずただ手をこまねいて見ているだけの俺なのだ。
最近は発作をおさえる薬を獣医さんに処方してもらい服用している。
10日分で2000円也。
この出費もばかにならないがこれがせめての俺がしてやれる事だ。
きつい薬らしく一日二錠のところを様子いかんでは一錠に押さえたほうがいいといわれずっと一錠だけ与えていた。
金額のこともあるがね。
効果は絶大で服用当初から半年以上、発作も起きずいい状態が続いていた。
それが今朝は朝から立て続けに発作をおこした。
薬はいつか効かなくなる日がくるとは獣医さんから聞いてはいたがその日が遂に訪れたのか。
ガタンという音が表でした瞬間、俺はとっさにその事を思った。
急いで表に出てみると犬は折りからの雨ふりの中、全身を水たまりに突っ込んで転げるように痙攣を起こしていた。
本来なら水を怖がる癖に今日はその中に顔を突っ込んで悶えている。
白い毛がみるみる泥濘にまみれ茶色く変色していく。
その姿は壮絶としか言いようがない。
なまじ手をだすと飼い主といえど噛み付いてくるので手を出す事もできず
『カフェゾウ、カフェゾウ』
と虚しく呼びかけるだけだ。
しばらくしてようやく発作がおさまったかと思うと再び痙攣がはじまる。
そのつど犬は四肢を硬直し口からはおびただしい泡を吹き零している。
発作は数回に及んだ。
短時間に数回の発作を起こした犬はしんどいらしく通常の状態にもどってもぐったりとして足元もふらつき気味だ。
散歩時に放った小便の色も茶色く変色していたという。
こんな状態がいつ迄で続くのだろうか。
苦しむ犬の姿を見ていたら切ない物が胸を去来する今夜の俺である。


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