マスターのひとりごと
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2008年6月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新の絵日記ダイジェスト
2014/07/02 後半戦
2014/06/20 一人カラオケの夜
2014/06/19 ジューンブライド
2014/06/17 ご無沙汰してました
2012/09/09 法事弁当

直接移動: 20147 6 月  20129 月  201110 8 7 4 3 1 月  201011 10 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月  200612 月 

2008/06/30(月) あじさい
店の花を新しくしようと花屋に行ったところシャッターが下りていた。
そうか。
日曜は午後から閉店だったんだ。
3時頃までなら開いているいる時もあると先日,店の人に聞いたから今日はどうかなと思いつつ顔をのぞかせてみたのだけれどアウトだった。
仕方ないので花屋の近くにさいていたあじさいを写真に撮ってきた。
梅雨もこれからが後半戦。
長雨、落雷、湿気と嫌な事が重なるがそんな中、鮮やかにさくあじさいは鬱陶しさとはうらはらにあくまでも美しい。

2008/06/27(金) 近況報告
まずギターを習いはじめた。
7年ほど前に一度習った事がある。
その時は決していい生徒とは言えず習うより先生に不平ばかりいうような俺だった。
しかしどうにか『人生いろいろ』はひけるようなった。
それと同時に習うものやめたのだが今回いいチャンスがあって再びギターを手にしてみた。
するとあれだけ苦心して覚たコードもすっかり忘れ果てており自分でもあきれてしまった。
本人があきれるくらいだから教えるほうはもっとあきれたかもしれない。
先生、今回はまじめに学習しますので見捨てないで下さい。

友人と倉敷にいった。
新しくなった天満屋の前を歩いているといきなりテレビ局のカメラとマイクが突きつけられ、あるコマーシャルソングを歌って欲しいと言われた。
それは岡山県民ならみんな知っている歌らしいのだがあいにくそれを知っていない俺は断らざるおえなかった。
知らないなら収録する前に教えてくれるそうであるがすぐに覚えて歌える自信もなかってので、やはり断った。
しかしカンニングさしてまで岡山県民が全員その歌を知っているように操作するテレビ局のありかたにはいささか疑問が、、、

半月ほど前に毀れたショーケース。
今日、待望の新しくなったやつが店に来た。
運送会社の人とケース屋の人が苦心惨憺して従来設置してあった場所にはめ込もうとしているのだがいつまでたってもはまらない。
最初は『大変ですね』などとねぎらいつつ様子を見ていた俺であったがいつまでたってもはまらないのでついに『どうなってるんです?』と詰問口調になってしまった。
するとネジ山の突起のぶぶんだけ寸法が高過ぎてつっかえてそこより前に行かないとのこと。
たった1、5ミリの突起だ。
さんざん寸法をはかっていたくせにこの有様はなんだと怒鳴りつけたかったが言って見たところで入らない物は入らない。
最終的にはもう一度会社に持って帰ってその突起の部分だけ高さを調節して出直して来る事になった。
なんのこっちゃ。

これが俺のここ何日かに起こったあれこれである。

2008/06/22(日) 体質
昨日から今朝にかけての湿度はもの凄いものであった。
10年くらいまえから自律神経を患っている俺にはつらい季節だ。
梅雨時ありがちの憂鬱な症状のすべてが湿気と共に一気に押し寄せて来るのだ。
まず意欲が低下する。
やたら汗ばかり出る。
それに伴い体温が奪われるので体の中身が冷えてくる。
冷えると体全体がこってくる。
苛つく。
不整脈、肩こり、偏頭痛で座っているのも苦しい。
最終的に不眠が始まる。
こう言った症状を抱えて仕事をするのは正直くるしい。
ましてや接客を生業としている俺は体調が悪いときはお客さんにまで苛ついてしまうのだ。
今朝はそれが最も顕著で、一日店を閉店しようかとさえ思ったほどだった。
ところが夕方あたりからそれまで頭上に覆い被さっていたような不快感が少しづつ薄れていった。
それは薄紙をはがすような変化である。
まず頭全体に渦巻いていた不快感が無くなる。
それと共に汗でじめついていた肌が乾いて来てさらさらになって来る。
そうすると冷たかった肌の表面が次第に暖かくなって来てからだ全体が柔らかくなったように感じられる。
呼吸も楽になる。
思考回路も活動しはじめ前向きな考え方になってくる。
俺は
『あっ、来るな』
と思った。
すると、やがて空全体を覆っていた黒雲が風にながされはじめ、美しい初夏の黄昏が雲間から顔をのぞかせ始める。
淀んでいた空気が雨に洗われたせいで嘘のように透明になり風景全体が際立ったように見え始める。
それまでの不快が長かったぶんだけ呪縛から解放されてような爽やかさが俺の体を通過して行く。
俺はこうしていち早く天気の変化を感じる体質になって来たのだ。
それはいつ頃からそうなってきたのか今では判然としない。
気がつけばとしか言えない。
いい事かどうかはわからないのだけれど、とりあえず今日の夕方感じた気分は至福のひと時だった。

2008/06/16(月) 『古畑中学生』を見た
昨夜は「古畑任三郎』の中学生版、『古畑中学生』を見た。
俺はこのシリーズは中森明菜が犯人役を演じた第一回からずっと見続けているが正直、田村正和のイメージが強過ぎて今回の中学生版はどんなものか危惧していた。
しかし主役の山田涼介はいい意味で田村正和の演技を踏襲しつつも独自の感性を発揮して彼ならではの古畑を好演していた。
三谷幸喜の脚本も相変わらずの冴えを見せており少年、古畑に推理の要諦を教えてくれた忘れられない先生が意外な人物であったというオチもよかった。
今回は単発であったが是非シリーズものとしての復活を期待したい俺だ。
しかし主役の山田涼介はこのシリーズがスタートした平成6年はいまだ生まれたばかりの赤ん坊であったとの事。
リアルタイムで見た事はなく今回の抜擢を期に始めて全編みる事になったらしい。
俺なんか平成6年といえばつい昨日の事のように覚えているがあの頃うまれた赤ん坊が古畑任三郎を演じるようになったのかと思うとつくづく自分の年齢を感じてしまわないわけにはいかない。

俺も改めて『古畑任三郎』のすべてをもう一度見て見たくなって来た。
過ぎ去った過去を懐かしむ意味も込めて、、、
明日はレンタルしにツタヤにでも行こうかと考えている。

2008/06/13(金) ご臨終
最前、店に何気なく降りてみた所、先日来不調のショーケースがおとなしい。
最近はモーター音がことさら激しくなり道路工事のそれを連想させるほどの音が深夜の店に鳴動していたわけであった。
馴れて来ていたとはいいながらも深夜にそんな音をきくのは決して気持ちのいい物ではない。
いつ毀れるかという懸念が絶えずつきまとってしまう。
そんな今夜、風呂上がりに冷たいものでもと思いながら店に降りてみた所、いつもと様子が違う。
その異変の元がショウケースの沈黙にある事に気がついた時、すでにショウケースの庫内は室内とかわらないほどの温度を示しはじめていた。
急いで要冷蔵のものを違う冷蔵庫に移し替え今一息ついた所だ。
二階で俺が日記を付けている間にショウケースは誰にみとられる事無く臨終の時をむかえたのだ。
合掌。
ご苦労様とねぎらいの言葉をかけつつもそのまま床につかず店に降りて来た俺の行動に虫の知らせめいた物を感じたのはいささか牽強付会すぎるであろうか?

2008/06/12(木) 映画を見て来た
ようやく岡山も全国にいささか遅れて梅雨入りした今日、『今夜、列車は走る』という映画を見て来た。
映画の舞台はアルゼンチン。
鉄道民営化でにわかに解雇された職員のその後の苦闘を描いた作品だ。
鉄道は家族のようだという固い団結力で結ばれていた職員達。
しかし失業者になった彼等に現実の風は厳しく吹き込んで来る。
ある人はサンドイッチマンに。
またある人はタクシーの運転手に。
しかし職にありつけた人はまだいい方だ。
病気の子供をかかえその医療費も満足に払えない若い両親もいる。
そして労組を裏切ってひそかに内情をリークしていた人は御殿のような家に住む身分に。
そして最終的には思わぬ出来事が起こってしまう。
ここでは詳しく説明はしないがラストシーンは圧巻だ。
日本での格差社会などまだまし。
十分俺達は国に保護されている。
そんな事を考えさせられる映画だった。

2008/06/01(日) 断末魔
俺の店のショウケースがやばい。
ケーキなどをいれている、このショウケースは四方がガラス張りになっており中身が全て見えるように出来ている。
薬局などでドリンク剤を入れているショウケースを想像していただいたらいい。
このショウケースは四方から中を見る事が出来るという利点と引き換えに日射しがもろに入って来て冷えにくくモーターに負担がかかるという欠点がある。
床面積が広い薬局ならいざ知らず俺の店のように狭い場所にむりやりはめ込んでいる場合はさらにリスクが高くなる。
通風が悪くフル回転するモーターの熱が籠ってしまうのだ。
という訳で気温が高くなって来た昨今にわかに庫内の冷えが悪くなって来た。
今日、メーカーの人に見に来てもらった所、かなり悪い状態らしくいつお陀仏になってももおかしくないと言われた。
それでもしばらくはだましだまし使おうかとおもっていた俺であったがつい数十分まえ、ガーガーという耳障りな音がどこからか聞こえて来た。
音の発信地をたどって行っていたらそれは件のショウケースからであった。
喘鳴のような音は一時、止んだかと思うとさらに大きくなって復活する。
俺はこの音が断末魔の叫びのように聞こえて仕方がない。
買い替えるのはどうやら時間の問題みたいだ。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.