マスターのひとりごと
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2008/06/12(木) 映画を見て来た
ようやく岡山も全国にいささか遅れて梅雨入りした今日、『今夜、列車は走る』という映画を見て来た。
映画の舞台はアルゼンチン。
鉄道民営化でにわかに解雇された職員のその後の苦闘を描いた作品だ。
鉄道は家族のようだという固い団結力で結ばれていた職員達。
しかし失業者になった彼等に現実の風は厳しく吹き込んで来る。
ある人はサンドイッチマンに。
またある人はタクシーの運転手に。
しかし職にありつけた人はまだいい方だ。
病気の子供をかかえその医療費も満足に払えない若い両親もいる。
そして労組を裏切ってひそかに内情をリークしていた人は御殿のような家に住む身分に。
そして最終的には思わぬ出来事が起こってしまう。
ここでは詳しく説明はしないがラストシーンは圧巻だ。
日本での格差社会などまだまし。
十分俺達は国に保護されている。
そんな事を考えさせられる映画だった。


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