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2008/07/03(木)
モカが無くなる
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今日の夕方の事だ。 うちの店が取引をしている神戸の豆屋の外交の人が血相を変えてやって来た。 『すでにお聞き及びとは思いますが』という前置きで驚く話しを聞かせてくれた。 先日、横浜の検疫所でエチオピアから入荷した生豆から微量ながら基準値をこえる農薬が検出されたらしい。 それに基づいて厚生労働省では各検疫所に再度の検査を通達しその検査結果いかんによるとエチオピアからのコーヒ−豆は期限なしの輸入停止処分になるそうだ。 今出回っている豆は厳重な検査を潜って入荷された安全な物である事はいうまでもないがこのまま行くと今月中にも日本からエチオピアの豆は無くなってしまう。 エチオピアの豆といえばモカの事である。 モカといえば日本のコーヒー通の間では最も有名なものであるがそれが飲めなくなる日が迫っているのだ。 神戸の豆屋も在庫が無くなり次第、発売中止にするという。 俺の店でもモカはぐんを抜いて人気のある銘柄。 我が国からモカが無くなる日がすぐそこまで来ているのだろうか。 珈琲屋の俺としては一日もはやく安全で美味しいモカが復活する事を待ち望むところだ。
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