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2009/03/18(水)
送別会の夜
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今日はバイトの子の送別会。 この春一番の暖かさを記録した今夜だがふと今までに何人のバイトを世に送り出した事だろうと考えてみた。 フランスに不法滞在していたのが露見して強制送還されたあげくそれでも今では立派なフランス料理のシェフになった子。 国際結婚をした子。 30才にならずして立派な家を建てた子。 上京してミュージシャンになって太く短く生きてやるといいいつつ今では円満な二児のパパになっている子。 変な宗教にかぶれ一家離散してしまった子。 若くして病に倒れ亡くなった子。 日展に入選して若き芸術家になった子。 俺より遥かに金持ちになった子。 俺より遥かに世間的に出世を果たした子。 様々な人生がある。 彼らにとって俺の店は一様に人生の通過点だったのだ。 願わくばいい意味での通過点であったらうれしいのだが。 今夜巣立って行った子の人生はどんな風に開けて行くのだろう。 春らしい夜にもかかわらずすこしだけ今夜の俺は淋しい。
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