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2009/03/22(日)
さよならジンジャ
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一年半バイトに来ていたジンジャが今日辞めて行った。 東京の大学に進学がきまっての嬉しい最後の日なのに一抹の淋しさが残るのはきっと俺だけではなく、激しい雨降りにもかかわらず今日は午後から続々と常連さんがジンジャとのお別れに来てくれた。 さながら今日の午後からのカウンターは同窓会のような観を呈しつい最前まで思いで話しに興じていた。 俺がジンジャを三回、馘首にした話しや今後のダイエットの方向性についてなどとりとめなく話しは進行していったが誰の胸中にもきっとお別れの寂しさがうずくまっていたはずだ。 それ故にこそさよならが言いがたくいつまでも名残りおしそうにとりとめない話しをかわしていたのだろう。 しかしジンジャが帰り際にはからずもいったようにいつもとかわらず『お疲れさま』と言ってさよならをした。 このさよならはお別れのさよならではない。 明日からの希望にむかってのさよならなのだ。 さよならジンジャ。
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