マスターのひとりごと
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2009/04/24(金) 清水由貴子
タレントの清水由貴子が介護の疲れから自殺した。
清水由貴子といえば、以前、NHKの朝のテレビ小説『こころ』に出演していた時、スタジオパークにも出演して江戸っ子らしく潮干狩りを『ひおしがり』と発音していたのが忘れられない。
杉良太郎の時代劇で演技の基礎を教わった話しや絵手紙や焼き物にハマっている話しなども明るい口調で話してくれ最後にはアカペラで『お元気ですか』の一節を歌ってくれた。
その数年後には芸能界をひっそりと引退してこんな最後を迎えるなんて、誰があの笑顔から想像できただろう。
春先の冷たい雨の中、どんな気持ちで彼女は自らの命をたったのだろう。
裏表のないまじめな性格が災いした今回の出来事かもしれないがそんな事を考えるとよけいに切なくて愛おしい。
その時録画したビデオには日だまりのように明るい笑顔の清水由貴子が今でも生きているというのに。

2009/04/23(木) 鍵を落とした
ポケットに入れていた自転車の鍵を落としてしまった。
今日は大きめのパンツをはいたので腰の辺りがブカブカして少しヤバいなという感覚はあったのだがまさか現実に落としてしまうとは。
仕方なく駅裏の駐輪場に自転車は止めたまま家まで歩いて帰ってきたわけだが後悔する事しきりの今夜の俺だった。
店に戻って捜してみるとマスターキーが出て来たので最悪の事態は免れたがダイエットの影響がこんなところにもでるなんて予想だにしていなかった。

2009/04/22(水) プール解禁
2月から調子が悪かった耳と鼻の状態がひとまず安定して来た。
プールも控えていたのだが今日、ようやく耳鼻科の先生からお許しがでた。
明日からプール解禁だ。
暖かくなって来たことだし。
鈍っていた体が水を恋しがっている。

2009/04/21(火) 前向き
占いに行った。
店の事、健康の事。
見てもらう事は毎回決まっている。
答えもその都度、似たようなものなのだが精神安定剤のような感じで時折、訪問している。
昨日はチャレンジ精神にかけているという卦が出た。
チャレンジ精神で前向きに物事に当たって行ったら幸先は明るいらしい。
といってもなぁ。
今でもけして暗い訳ではないのだが。
体重だって35キロも減ったし。
俺はどちらかというと流れに身をまかす方だし。
今更何にチャレンジしろというのだろう。
減量に成功した今、芸能界にでも打って出よという事なのか。
判断に苦しむ所だ。

2009/04/12(日) 珈琲蔵 2
今でこそ自分の店の名前は『珈琲蔵』以外考えられなくなっている俺だが当初の予定が『サラソウジュ』であったという事を知っている人はほとんどいない。
『サラソウジュ』
平家物語の冒頭に出て来る花の名前だ。
漢字で書くと『沙羅双樹』
意外といかめしい字面だが耳からはいってくる音の優しさにその頃の俺は心引かれるものがあったのだ。
『サラソウジュ』
『アザブジュバーン』
聞きようによるとフランス語のようではないか。
それでいて平安美人が巻き紙にさらさらと小筆で認めたようなやわらかいたおやめの調べも耳に心地いい。
これしかないだろう。
家具や食器も夢二好みの大正ロマンで行こうとイメージを膨らませていた俺に、この店を設計してくれた先生から待ったがかかった。
すでに店名は決めているという。
はぁ?
施主であるこの俺の意見を抜きにして?
そんな横暴、許せんとばかりおっとりがたなで先生の事務所を訪れた俺に先生は悪びれる事もなく墨痕鮮やかに店名が認められた半紙を取り出して見せてくれた。
そこには味のある文字だがマスラオの象徴のような雄渾な筆使いで
『珈琲蔵』
と書かれてあった。
県展などでも審査員をつとめている偉い人に先生自ら赴いて書いてもらったものだそうだ。
先生いわく
『酒蔵やみそ蔵が当たり前のようにあってなぜコーヒーの蔵があってはならない』
最もだ。
最もなんだけれど、それと俺の店の名前とどう結びつくのだ。
『コーヒーの蔵にも市民権を与えてやりなさい』
はぁ?
『それがあんたの使命ですぞ。』
使命って。
『わかれば、四の五の言わずに珈琲蔵で行きなさい』
先生はそれ以外にないといわんばかりの口ぶりでそういう。
凄いこじつけだがなんか説得力はある。
軟弱な俺はやがて
『それも悪くないかな』
と思うようになった。
雄渾な筆文字と先生の気迫に勝つ事は容易ではなかったと言い訳させてもらおう。

最終的にはテーブルの天板として使用されていた古い板に朱色でその味のある文字を彫り込んだ看板まで先生が開店記念にプレゼントしてくれ『珈琲蔵』は誕生したわけだがときおり『サラソウジュ』だったらどんな店になっていただろうなと未練がましく思う時がある。
19年も続いていなかったりしてね。
なんせ諸行無常の不吉な花の名前だからあっけなくほろんでいた可能性も高い。

それにしてもいまでは当たり前のように使用している『珈琲蔵』のマスラオな書体。
書いてくれた偉い先生にはその後、一度もお目にかかる事もなく今日に至っているわけだが店名を簡単に変更したアバウトさから比べるとそれも許されるような気がしているのは俺だけだろうか。
どんな方が書いてくださったのか一度お会いしたいようなしたくないような。
そんな思いを抱いたままもうすぐ20年を迎える。

2009/04/11(土) 珈琲蔵
『珈琲蔵』という名前でグーグルで検索してみたら結構出て来たので驚いた。
近い所では四国に二軒ある。
東京の池袋にもあった。
結構あるもんなんだね。
ちなみに俺の店は平成3年からだけどどこが一番古いんだろう。
もし昭和からやっている店があったのなら勝っ手に名前を使用してしまった事をこの場でお詫びしますね。
そういえばこれはあきらかなパクリなのだが一時、岡山の大元近辺に『珈琲蔵』という漢字の先端に一文字余分な漢字を見えるか見えないかというほどの小いささでくっつけて看板を出していた店があった。
美空ひばり、ならぬ、美空ひはりみたいなもんだね。
常連さんから
『二号店でもだしたの』
と言われ確認に行ったところ店内の様子や使われている食器までおそろいであまりの露骨さに驚きをとおり越して笑ってしまった記憶がある。
今はその店も無くなっているが珈琲蔵の名前でお客さんがこなかったから無くなったのかと思うとむしろ今でも繁盛してくれていたほうが嬉しかったような気もする。
繁盛していたらいたでむかつくんだろうけどね。
複雑だ。

2009/04/10(金) 半袖すがた
初夏のようだった今日。
今年初の半袖すがたで一日過ごした。
冬がやたら寒かったせいもあって、こんなポカポカ陽気がことの他うれしい。
桜も近日中で終わってしまいそうだし。
読みたい文庫本でも持ってどこかへブラリと出かけたい。

2009/04/08(水) 独身でよかった
行きつけの喫茶店で友人の奥さんと一緒になった。
入り口で彼女がこちらをふりかえり手を降ってくれた瞬間からイヤな予感がした。
こういった場所で知人と会うのは嫌なんだよね。
かといっていまさら回れ右する訳にはいかないし。
毎日いろんな人と接している俺が唯一、誰にも気兼ねなくお客に徹していられる空間だからね。
この喫茶店は。
職業病というか習慣というか知人と同席してしまうと話題を提供して座を盛り上げようとする癖が身に付いてしまっている俺なのだ。
イヤな予感は的中して話題といえば子供の受験とブランドものの事ばかり。
誰それさんのお嬢さんがどこそこの薬学部に入学したとか銀座の高級ショップに陳列されているバッグを自分は一瞥しただけでどこのブランドか立ちどころに判別できるとか。
あんたはヒヨコのオス雌鑑定人かとつっこみたくなるような事を声高に話しまくる。
他にもお客さんがいるというのにだ。
帰り際に彼女は極めつけ
『今夜も旦那は遅いしハナダンの再放送でも見てもう一回夜カフェで友人とお茶しよう』
と言い放ち大げさな身振りで手をふってその店から出て行ってくれた。
折角の貴重な時間が彼女のお陰で丸つぶれになった事は言うまでもない。
独身の俺にはよくわからない大人の世界だけれど40代後半の男性諸氏にお尋ねしたい。
皆さんはこのような生き物を養ってやる為に日夜仕事に励んでいるのですか?
もしそうであるならば今夜ほど独身でよかったとつくづく思えた事はない。

2009/04/05(日) パねー
半端でないという事を最近の中学生、高校生は
『パねー』
と言うらしい。
知人の高校生にこの話しをしたところ自分は使わないが回りはみんな言っているという。
例えばどういう場合いに使用するのかと訊ねたら暫く考えていた高校生は
『マスターの痩せかたパねー』
と言った。

2009/04/01(水) 政令都市
今日から4月。
岡山市が政令都市になった。
駅近辺は北区というらしい。
北区。
東区。
南区。
なぜか西がなくて中区。
この四つに分類させる。
中央区という呼称は差別的イメージが喚起されるみたいで不採用になったらしい。
なんかこの味も素っ気もないネーミングってお役所的でいいとは思えないけれど。
どこかよそ事のようにおもっていた倉敷市民の俺にフラりと立ち寄った洋服屋のお兄さんが教えてくれた話しだ。
『あなたは何区になるの?』
と質ねた俺にそのお兄さんは
『まだ覚えていません』
と笑いながら答えていたがそれが一般庶民の意見だろうね。


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