マスターのひとりごと
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2009年8月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新の絵日記ダイジェスト
2014/07/02 後半戦
2014/06/20 一人カラオケの夜
2014/06/19 ジューンブライド
2014/06/17 ご無沙汰してました
2012/09/09 法事弁当

直接移動: 20147 6 月  20129 月  201110 8 7 4 3 1 月  201011 10 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月  200612 月 

2009/08/29(土) アメリカ、韓国、そして日本
今日は俺の48回目の誕生日。
ちなみに同じ日に生まれた有名人を探したところ先日亡くなったマイケルジャクソンとヨン様がそうだった。
アメリカ、韓国、そして日本。
なんか濃い三人と言う感じ。
一人はすでに故人ゆえ今日の誕生日をはれて祝えるのは俺とヨン様かぁ。
妙な連帯感がわいてきそうだ。
 
もう少し探してみたところ演歌の八代亜紀もそうだった。
この人を加味したことろで濃さは変化しない。
そればかりか妙な方向に濃さが変化しそうでなんか恐い。

2009/08/26(水) 休日の過ごし方

いつもより敢えて一時間早起きをして六枚切りの食パンを3分の2だけ食べる。
その時、フレッシュジュース(ブドウだったりオレンジだったりそれはその時の店の余り物ですます)を一杯とアイスコーヒーを飲む。
血圧の低い俺は(早朝はおそらく上が95くらいで下は50あるかないか)よく冷えた濃いめのアイスコーヒーが気付け薬のようなものなのだ。
そのあとそそくさと歯を磨き6月から通っている歯医者に行く。
前歯の一部を欠いてしまい元来の医者きらいの俺も通わざるおえなくなったわけだ。
その治療に費やす時間がざっと一時間。
終了とともにそのまま自転車をこいでプールまで一直線に行く。
途中、何かの出入金が必要なときは銀行に寄り道するがそれ以外は11時30分で午前の部が終了になるプールに間にあうように必死の俺だ。
みっちり一時間、25メートルプールを黙々と泳ぐ。
疲れると水中歩行に変えるがしばらくして息が平常に戻るとまたクロールを再開する。
12時までに店にもどりシャワーを浴びて外出用の服に着替える。
そして野菜たっぷりのサラダを喰う。
その時、予め45キロカロリーに計算されているの鶏肉のボイルされたヤツをちいさくちぎり野菜の上にかけて塩を少々ふって喰うと喉がなるほどの美味しさだ。
食後は自転車で近所のユニクロに行きなにか掘り出しものがないか物色に励む。
夕方がくると犬の散歩。
そしてJRに乗って岡山に出るころには長い夏の一日もはや黄昏を迎えようとしている。
岡山駅からシンフォニーホールまで15分ほどのんびり歩き書店の丸善でなにかいい本がないかまたもや物色にはげみそのまま書店の片隅にある喫茶店でバターなしのトーストを焼いてもらいそこの店のママさんと一時間談笑。
これが意外といいリラックスになる。
いつも接客している俺にとって接客されるというのもいいものなのだ。
その後、お気に入りの映画があるときは歩いてシネマクレールに行く。
いいものが無いときは服屋を覗き、夜カフェで読書。
この場合の夜カフェは読書できるほどの照明が店内に灯っている事が必要。
いくら感じのいい店でも薄暗いのはパス。
そして終電にまにあうように店を出てまたまた歩いて駅まで行く。
家に帰り着いた頃にはすっかり夕方くったトーストがこなれており次ぎなる食材を求めて胃は切ない泣声をたてているがここで食物を取り込むと大変な事になるのでひたすら我慢。
そうこうしていると堪え難い睡魔がおそってくるので眠い目をこすりつつ日記をしたためそのまま下手をすると電気を消す事もなく朝まで爆睡。
最近は明け方の寒さに目覚める事もままあるが。
これがここ一年近くの俺の休日の過ごし方だ。
色気も何もないおっさんの休日だね。

2009/08/25(火) 向田邦子

向田邦子が台湾での飛行機事故に遭難したのは昭和56年の8月のことだったからあれから28年が過ぎた。
今でも健在なら今年で80才だという。
俺も若い頃はこの人のファンだった。
『寺内貫太郎一家』『阿修羅のごとく』『冬の運動会』『蛇蝎のごとく』
記憶に残る名作はかず知れない。
若い頃、シナリオライターになりたかった俺はこの人の著作集をさながらバイブルのごとく読む耽り、何気ない会話の中に滲む人生の哀感を掬い取ろうと懸命だった。
今でも印象に残っている名場面がある。
廊下で爪を切っている貫太郎の後ろを何気なく歩いている妻の里子が
『あっ』
と小さな声をだし、やおら片足をあげる。
何かを踏みつけたらしく足の裏をまさぐっていたがその踏みつけていたものをつまんだ里子がこうつぶやく。
『男の人の爪って固いんだから』
可愛い中にも色気をふくんだ眼差しで貫太郎を見つめる加藤治子の名演技が光るシーンだ。
多くを語らないところに、通い合う夫婦の情があり、あえて男の爪と言い切るところにエロスも感じられる深いセリフだ。
当時、10代だった俺はこう言った洒落たセリフが書けないものかと苦吟したものだった。
ところが最近、このシナリオ集を再読したところ若い頃のような感銘を受けない。
妙な違和感というか幼さというか生硬なものすら感じるのだ。
そこに色気があるとすればそれはお勉強のできるお嬢さんが一生懸命、頭で考えて創作した色気と言えばいいだろうか。
加藤治子の名演技が補っていたからあのシーンは素晴しいものになっていたけれどいざ活字として読んでみると幼さばかりが強調されている。
上記のセリフ意外にもよく用いられるのに
『なにはなにだから、、、』
『あれは、あれだろう?』
などと間接的に物事の本質を避ける形で問いつめて行く表現方法がある。
これなども今にして思えば随分キザな会話だ。
俺が誰かと会話するときにこんな宴曲な言い方をした事はない。
実際、夫の飛ばした爪をふんで
『男の爪って固いんだから」
っていう女房はよほどの新婚でないかぎりいないだろう。
ここはむしろ
『お父さん、ちゃんと拾ってくださいよ』
あるいは
『こんなとこまで飛ばしちゃって』
『汚いわねぁ』
『無言で拾う』
が妥当な所だろう。
それだと寺内貫太郎一家の骨子そのものが狂って来るので多くの変更は望めないが、きっと今の向田さんならもっと自然な形での里子と貫太郎の夫婦仲の良さを表してくれただろう。
それを考えると早い逝去が惜しまれる所以ではある。
ちなみに『固いんだから』と言う現実にはありえないセリフに以前は感じなかった少々の作為とひねったお洒落さを感じるようになったのは俺が年をとったからだろう。。
人間、中年を過ぎるとそれまでに行った事の積み重ねが見えていなかった事を見えさせたり、見えていた事を曇らせたりする。
それが書物にはない実人生の足跡かもしれない。
だから一冊の本を色んな世代で読み分けてみるとおのずと感じ方も変わって来て面白いだろう。
きっとそれまで面白いと思っていた事が案外そうでなかったりまたその逆もあるだろう。
今の俺のように。
かつては姉のように尊敬していた向田さんをいまでは武者人形のように真一文字に唇を引き結び裂帛の気合いで入試に赴く幼い妹を見ているように感じるなんて生きるという事はそれだけでも山あり谷ありだ。
52才で逝去された向田さん。
向田さんの逝った8月は暑かった。
連日、向田さんの話しで持ち切りだった。
同じ8月に生まれた俺はもうすぐその年に近くなる。

2009/08/23(日) 美しい日本語
昨夜、NHKで放送された『第41回思い出のメロディ』に菅原都津子が出演していた。
『月がとっても青いから』を震えたような声で歌うお婆さんだ。
彼女は数年まえに70年の歌手生活にくぎりをつけ現役を退いており今回の出演はそれ以来の公の場への登場である。
今回は紅白歌合戦が始まって60回になる事を記念して第一回の模様を再現するというコーナーがありそういった趣旨で第一回出演者の中から彼女に白羽の矢が立ったらしい。
そのおりの菅原都津子のインタビューを聞いていて思った事がある。
それは彼女の言葉使いが最近の人になく丁寧なものであるということだ。
『うれしゅうございますね』
『申しております』
そういった今では死語になったような美しい日本語がさりげなく口をついて出て来るのだ。
同室していた女性が薬のせいで死亡したとか、逮捕されるまで逃亡劇をはかったとか安っぽい2時間ドラマを地でいくような事が横行している最近の芸能界ではありえないような凛とした佇まいであった。
考えてみたら数十年まえはこう言った言葉使いができる人が第一線で生きているのが芸能界であったわけであるからいかに現在のそれが堕落したものになっているかという事を如実にあらわしているわけである。
こういった人が現役を退きそうでない人ばかりが叙勲されたりご意見番みたいになったりして幅を利かすようになる。
ここらあたりから芸能界の堕落が始ったのではないかと第一回紅白歌合戦歌唱曲をききながら漠然と思った昨夜の俺であった。

2009/08/18(火) 海開き
今日はことし初の海行きとなった。
例年ならすでに何回も行っておりいい加減黒くなっているはずなのに今年はいつまでもあけない梅雨の影響など様々なことがあってこのまま海には行けづじまいで秋を迎えるのかと思っていた矢先の今日となったわけだ。
波打ち際はすでに閑散としており初秋の赴き。
例年なら真昼の日差しに打たれたからだには淋漓たる汗が流れているはずだがなぶる潮風が心地よく午睡には持ってこい雰囲気。
なんか今ひとつ迫力にかける海開きとなった。
このまま海開きが海じまいになりそうな俺である。

2009/08/12(水) 流星
日航機墜落の日がきた。
24年前の今夜の事だ。
今年はペルセウス流星群が流れる日と重なった。
天国の坂本九ちゃんをはじめ大勢の犠牲者の尊い命が一際かがやくような今夜の夜空だ。
『見上げてごらん、夜のほしを』
九ちゃんの歌声が聞こえて来そうだ。

2009/08/07(金) 美人女優の死
美人女優の大原麗子が誰にも看取られずにこの世を去った。
発見されたときには死後2週間が経過していたという。
真夏の2週間だ。
あの美人がどのような様子で発見されたのか不謹慎とは知りつつも想像はともすると通俗的なところに走る。
咲き誇った薔薇の花が無惨にしおれ色褪せて行く。
彼女の死から連想される光景だ。
マリリンモンローのように絵になる死というといささか語弊があるかもしれないが彼女らしい最後といえば言えないこともない。

いずれにしても少し愛して長く愛した彼女の冥福を祈りたい。

2009/08/05(水) 8月は無休で
ようやく一ヶ月遅れで梅雨もあけ夏本番。
8月の珈琲蔵はお盆、定休日関係なく休まず営業する予定。
夏限定のアイスピーチティや柑橘系のケーキなど新しいメニューの登場もあるのでお試しください。
懐かしいバイト君の、これまた夏限定復活もあるのでそちらもお楽しみに。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.