マスターのひとりごと
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2009/08/23(日) 美しい日本語
昨夜、NHKで放送された『第41回思い出のメロディ』に菅原都津子が出演していた。
『月がとっても青いから』を震えたような声で歌うお婆さんだ。
彼女は数年まえに70年の歌手生活にくぎりをつけ現役を退いており今回の出演はそれ以来の公の場への登場である。
今回は紅白歌合戦が始まって60回になる事を記念して第一回の模様を再現するというコーナーがありそういった趣旨で第一回出演者の中から彼女に白羽の矢が立ったらしい。
そのおりの菅原都津子のインタビューを聞いていて思った事がある。
それは彼女の言葉使いが最近の人になく丁寧なものであるということだ。
『うれしゅうございますね』
『申しております』
そういった今では死語になったような美しい日本語がさりげなく口をついて出て来るのだ。
同室していた女性が薬のせいで死亡したとか、逮捕されるまで逃亡劇をはかったとか安っぽい2時間ドラマを地でいくような事が横行している最近の芸能界ではありえないような凛とした佇まいであった。
考えてみたら数十年まえはこう言った言葉使いができる人が第一線で生きているのが芸能界であったわけであるからいかに現在のそれが堕落したものになっているかという事を如実にあらわしているわけである。
こういった人が現役を退きそうでない人ばかりが叙勲されたりご意見番みたいになったりして幅を利かすようになる。
ここらあたりから芸能界の堕落が始ったのではないかと第一回紅白歌合戦歌唱曲をききながら漠然と思った昨夜の俺であった。


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