マスターのひとりごと
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2010/01/10(日) 桜田淳子
桜田淳子の動画を何故か最近よく見る。
知っている歌もあるし今ひとつわからない歌もある。
当時の俺は人気を両分していた山口百恵派だったのだ。
でもあれだけのアイドルだ。
聞けば、こんな歌もうたってたなぁと記憶がたちどころによみがえって来る歌ばかりだからからやはり、すごい。
しかし人気絶頂のアイドル時代から彼女につけられていた評価は『可愛いのは可愛いが歌唱力は今ひとつだねぇ』というものだった。
カリスマ性では山口百恵には勝てなかったし、正当派の歌唱力では岩崎宏美に太刀打ちできるものではなかった。
しかし今回、『わたしの青い鳥』のような有名な歌ではなくそこそこ売れた歌を改めて聞いてみて、決してうまいとは言えない歌唱力の中に不思議な表現力が秘められている事に気がついた。
それはすっと吸った息の中にであったり、ふっと伏せた視線にだったりだ。
感情を伝える術を心得ていると言えばいいのか。
さすが後年、女優として大成しただけのことはある。
統一教会の事がなかったら今ごろはさぞやすばらしい味のある女優になっていただろう。
惜しまれてあまりある才能の持ち主を、ただたんに青い鳥の女の子と変な宗教で芸能界を去っていた女優というくくりだけで終わらせるのはあまりにももったいない。
宗教問題もふくめ、誰か彼女の足跡を正当に評価する人があらわれないものだろうか?


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