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2011/04/15(金)
続・さっちゃん
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昨日の『さっちゃん』話しの続編。 さっちゃんのデビュー曲は『うそつきカモメ』という歌。 東京オリンピックのあった昭和39年の事だ。 そして、デビュー40周年を記念して出したCDが『孔雀』。 これはさっちゃんの長い下積み時代(母曰く泥鰌すくい時代)を描いた自伝的演歌で 一人ぼっちで泣いていた 母の手紙を何度も読みかえし 明日は帰ろう、歌など辞めて 鞄に詰め込む赤い靴
生きる事は死ぬ事よりも 悲しい事だと知ったけど それも昔、 昔の話し 抱きしめたいほど懐かしい
作詞、荒木とよひさ と言った切ない歌詞が胸を抉る。 なんでタイトルを「孔雀」にしたのかというインタビューを受けて、さっちゃんは婉然と微笑み 『デビューはカモメだったから40年たったら孔雀になれたかなと思って』 と答えた。 その年の暮れには紅白でも歌唱したが、あいにく電気系統の故障かなにかで、衣装転換がうまく行かなかった。 それを受けてさっちゃんは 『やっぱりまだ孔雀にはなれてなかったですね』 と苦笑していた。 その笑顔もさっちゃんらしかった。
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