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2006/12/07(木)
体力を要素別に高める
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@筋力―筋力、筋パワー、筋持久力 A全身持久力―心臓や肺の働きに刺激を与え、呼吸、循環機能を向上させる B調整力―動作の巧みさ、すばやさ、正確さ(ジグザグ走、片足走、片足立ち) C柔軟性―関節の可動範囲を広げる 腰を中心としたせき柱の柔軟性 股関節の前後開脚 側開・肩関節の可動柱 首・膝・足首・手首の柔軟性 これら@〜Cをトータルに鍛える必要性がある。しかし、体力をつけると言うと筋力の部分だけを考える人が多い。いわゆる馬力が全てという発想である。このようなプレーヤーは一見良くできるように見えるが、レベルが上がれば上がるほど全く通用しなくなるタイプである。小学〜中学もしくは高校でも相手のレベルがあまり高くない時には威力を発揮するが、それ以上になると全く通用しない。体力があるというのは、重いものを持ち上げたり、腕相撲が強いということだけではないということを自覚してください。@〜Cの体力を細かく分けて行くともっと細かく分かれます。これらをできるだけトータルで鍛える習慣と知識を身に付けてください。練習のアップやトレーニングで行っていることはいろいろな体力の要素を組み込んでいますので一生懸命行ってください。体力の基本が付いてきます。馬力は即効性があるように見えますが、その弊害も必ず起きます。年をとって肩が上がらなくて球が投げられなくなったりします。年をとって馬力がなくなると、「本当にこの人野球やっていたの?」と言われたりする人はいわゆる体力的にも技術的にも全く基礎ができていないということになります。生涯を通じて野球を長く又、高いレベルで通用するための基本を小学、中学のうちに身に付けておきましょう。そうすれば、結果にこだわる必要性がないことに気付きます。もっと大事な部分に着眼点を持てるようにしましょう。
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