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2008/06/25(水)
あなたの目標は?
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先日、愛知県のトップレベルの進学高校の野球部監督に話を聞きました。練習もしっかり行い、体力的にもかなりハードな練習をしていても、かなりレベルの高い大学へ進学している選手が多くいます。つまり、疲れる位の練習をしながらも、勉強もしっかりしているということ。両立できる人と出来ない人は何が違うのかと尋ねてみると、「高くて強い目的意識を持つこととスイッチの切り替えの速さ」という答えでした。 勉強でも野球でも、目的意識をしっかり持っていない人は、うまく行かない時、周りや環境のせいにしがちです。誰のために勉強しているのか?何のために野球をするのか?なぜ、練習をするのか?分からない人いませんか? また、周りのことばかり気にする人も結果を継続的に出す事は出来ません。 絶対評価と相対評価 いづれも大事ではありますが、小学校、中学校のレベルで他人との競争ばかり気にしていても大きく伸びるとは思えません。 自分自身で目標を持ち「こうするんだ!こうなってみせる!」と強い意志(目標)を持つことこそがレベルアップに繋がります。 小さい器の中での競争に勝っても、勝ったつもりになっているだけで、真の充実感は得られません。テストの前だけ一夜漬けで勉強し、たとえ良い点を取ったとしても、身についていないのと同じで、試合に勝つためだけに、試合の前だけ慌てて体作りをしたり、練習したり・・・たとえ目先の試合に勝ったとしても、それでは身についていませんので、結局メッキが剥がれ、いづれ挫折感を味わう事となります。 その場だけしのげば何とかなるという考えではそれが習慣となってしまい、失敗の始まりとなっている事に気付いてください。 今、結果がでなくても目標に向かって日々こつこつと努力できる人は人生において成功していける人になれるはずです。 人生はこれから、今結果を求めるのではなく、将来成功者となれるよう今を生きなければならないのです。目的意識をもち、「自分はこうなる。こうして行く。」といいきかせてから行動するような思考回路を常に持っている人が成功者となれます。 もちろん、目標を達成する過程の中で失敗や挫折があるでしょう。それを乗り越えてこそ目標は達成できるのです。 常に結果を求めている人は、その失敗を生かす事が出来ず、人のせいにしたり、すぐあきらめたりします。そんな人は目標を達成する事はまず出来ないでしょう。 もうすぐ夏休みに入り、暑くなるにつれ、だらけてしまう人が多いです。今一度原点に返り目標をかかげ、それに向かってどろくさく何事も頑張ってください。 この文を読み終わったらすぐ目標を紙に書いて親に見せてください。今度会ったら私にも教えてください。 皆も知っているイチロー選手のプレーを人はよく天才的だといいます。天才だからできるのではなく、日々どろくさく練習しているからできるのです。日本で連続首位打者になっても。200本安打を達成しても、彼にとって目標の過程に過ぎない。メジャーへ行き首位打者をとっても、年間最多安打を達成しても、未だ目標達成の過程にあると彼は言う。常に高いところに目標を持ち、その目標があるからまた頑張れる。彼を天才というのなら、「努力の天才」だというべきだ。
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