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2006/01/28(土)
気になる虫解析2
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さぶいですなあ。この時期は気温もそうですが、この業界もちょっと落ち着いてきて、ネタ不足です。毎年この時期はオオクワの飼育に手が空いてきて、違う種に目移りしてしまいますが、今年は浮気はしませんよ。昨年はタランドスにテイオウをやりましたが、どれも中途半端になってしまって、飼育の醍醐味を味わうことなく、終わってしまった。私の場合は目的を持って飼育しないと、すぐに飽 きてしまうようだ。
気になる虫解析のつづきですが、久留米の79.5mm血統、実はこれが一番いい比較実験になっています。オスは82.5mmと兄弟の化け物兄弟の一角、メスは4年ほど前に松野さんで購入した久留米のペアを類題してきた兄弟メスで、7〜11番血統までの5メスいます。つまりオスとメスは兄弟ではないが、メスはすべて兄弟です。メス兄弟は体長や幅も含めサイズの違いもそう大きくありません。しいて言えば9番の胸幅20.7mmが目立つぐらいです。(もしかして、これが関係あったりして) しかし、表から見ると明らかに9番の幼虫が大きいです。これは幼虫を同数飼育しているわけではありませんし、割出し時期など条件が違いますので、単純比較は出来ませんが、明らかでしょう。そう考えると、兄弟のメス選びは重要です。ただ、見た目では判断する材料がありませんね。経験的に小さなメスからも大きなオス個体は羽化していますが、大きなメスを使用したほうが、その確立は高いで す。ですので、より大型を目指す場合は、飼育数の限界がありますので、多くの大型メスから少数の個体を飼育していくのが、いいのかもしれません。1個体からたくさんの個体を飼育していくのは、ハズレだった場合、累代そのものの楽しみが減ってしまうかもしれませんね。もちろんその逆だった場合は、より選べる確率が増えるわけですが、そんなに運良くいくとは思えません。メスの当たりハズ レ、あるのは分かっていても、自分で結果を出していくのは、結構大変な事ですな。つづく……
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