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2006/10/13(金)
1本目!
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朝晩随分と冷え込んできましたが、クワ部屋はまだまだ寒暖差を注意するほど温度変化もなく、安定しています。
嫁さんのお腹が結構な早さで大きくなってきてます。実は先週F1観戦に行く前に風邪をこじらせたので、半休使って産婦人科へ連れて行ったのですが、エコー写真を見てビックリ、1週間前は53mmだったのがもう67mmになってました。3令初期の幼虫もこんな感じで大きくなってるんじゃないって言ったら、同じにするなと叱られた(^^;最近は幼虫の大きさよりこっちの方が気になってしょうがない(爆)
今期は1本目にSビン(600cc)で2ヶ月交換をやらず、ほとんどを3ヶ月交換にしてしまいました。中には夏場の温度上昇で菌糸劣化による、1ヶ月交換もいますが。Sビンを使わなかったのには訳があるのですが、一番の理由は水分量かな。600ccはオオクワを初令幼虫で投入して2ヶ月保管しておくには、うまいこと丁度いいサイズです。しかし大きな問題が1つあります。それは湿度!フタの穴の大きさはこの湿度と深い関係があり、ちょっとしたことで、カラカラになってしまいます。もちろん穴の大きさ以外にも菌種や環境湿度にもよります。管理できれば失敗も無いのですが、失敗しやすいことはなるべく排除したほうがいいです。
で、私が使用した菌糸は800ccと900cc、それに1100ccです。なかでも1100ccは3ヶ月は十分に持ちま す。湿度という観点からみると、全サイズ、3ヶ月でも十分な湿度が保てます。この湿度、当たり前ですがビン上方は乾燥気味になりやすいです。幼虫の食い方にもよりますが、居食いしている個体なら、まずいい湿度を保ったど真ん中に居座っています。3ヶ月あれば個体により初令投入でも30gに達するわけですから、やはりそれなりの広さが必要です。そう考えると1100ccの太さと高さは魅力的です 。1本目から1100ccに入れる方は少ないし勿体無いですが、勝負虫は大きなビンに入れるのもいいかもしれません。特例として、昨年2本孵しで82.3mmが羽化してますが、この個体は1本目はコバエシャッターの中ケースに大夢B waveブロックをカットして丸ごと1個入れて4ヶ月半程入れておきました。その個体は30.2gとなってましたので、今度は普通にLビンに入れ羽化させました。私の普段の飼育方法から外れていますが、湿度という観点からは、4ヶ月半経過しても、全く問題ありませんでした。ただ、この湿度も容量や添加剤などによっては逆に過失気味になります。
じゃあ何故1本目からLビンを使わないかといいますと、この大きさなら4ヶ月は十分持つと思いますが、個体による暴れが2ヶ月を過ぎたあたりから発生しやすくなるので、大きなビンを使うのは勿体無い。それに、4ヶ月菌糸をいい状態に保つのが難しい。1本目の飼育では私は夏場25℃以上に設定しています。それに1日のうちに温度変化もつけています。この管理方法で4ヶ月すると、菌糸の劣化は激しくなってきます。3ヶ月ぐらいが、丁度いいんですね。ただ、これはビンの形状、通気孔、培地の粒子、種菌、添加剤などで変わってきます。
あと重要なのが詰め方だと思っていますが、詰めがゆるいと成長が早いです。逆だと遅い傾向になります。どちらがいいかは、まだ良く分かりませんが、成長が遅くても、3本目への交換時には30g程度にはなってますから、先に伸ばすかあとに伸ばすかの違いです。あとから伸ばすと言っても昨日日記に書いた、幼虫自身の体格が小さい個体は、あとから伸びませんので、その個体の限界はあります。結局のところ、その個体のポテンシャルを引き出してあげるのがブリーダーですので、それ以上のことをすれば、羽化不全などの最悪なパターンとなります。
1本目のビンだけとってもこれだけ、いろんな要素があると、どの方法がいいかは環境や考え方によって大きく変わるでしょうな。これだけ書いて、明確な回答はないという落ちでありました(汗)
写真は娘が買ってきた、アイロンビーズでクワガタを作ってみたのだがどうかなあ?
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