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2007/10/04(木)
今シーズンも、出会えました。
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10月に入り急に寒くなってきました。つい先日までの真夏日が嘘のようですね。 今月から様々なものが値上がりするようですが、ポッキーは本数が少なくなるとか。菌糸ビンの原料も穀物に関連するものが多いし、殺菌時の燃料費高で値段上がるだろうなあ。
今夏採れたオオクワは無事全ての個体が産卵しましたが、数が少ない。2頭とか4頭、それに6頭なんかの個体がちらほら。多いのも困るんですがね。一番産んだのが24頭でした。この中に2令で頭幅5.8mmの個体がいました。割出した瞬間明らかに大きいのが分かったので頭幅計測したんですが、このサイズなら完全に♂確定でしょう。オオクワの場合、脱皮しますと頭幅は倍ぐらいになりますが、この個体が例え3令で12mmぐらいの頭幅になったとしても、大型になるかというと、そうでも無いですね。大型幼虫はボディーの長さと太さそれに見合った頭部がついている。こんな感じかな。 我が家ではWF1でオスは77mmメスは50mmにもう少しの49.7mmが最高です。ただ、でかくなりすぎると羽化不全だったり、頭幅が無かったりするんで、程よい大きさがちょうどいいのかもしれません。
さて、ビン交換をボチボチしていますが、大きめなところで1本目で30gオーバーが2頭出てきました。1頭が30.7g、もう1頭が30.0gでした。メスは16.2gってのが出てきました。いずれも、久留米3番血統です。他には久留米1番血統で29.6g、あとは28g台が数頭ってところです。ビン交換までの日数は決めていないのでバラバラですが2.5ヶ月〜3ヶ月です。
画像をみて何かわかりますかね?私は実物を持ってゴロゴロ可愛がりましたんで、何となくですが、この個体はこのあとの伸びは難しいと……。私の飼育方法ですと、ビン交換までの日数にもよりますが、1本目で大台30gにのった個体は80mmアップになる確立は高いです。しかしながら、ギネスクラスになると難しいですね。83mmに到達する個体は、体重ではなくて、ボディーサイズがもう1回り大きくなります。
大型の幼虫出すのではなく大型の完品成虫を羽化させるのが目的ですので、1本目のビン交換の成果はかなり重要です。1本目で幼虫を重くする方法は、詰め方は緩め、添加剤は多め、水分多めで温度は高めです。こんな風にすると重い幼虫がでてきます。って言うとみんな真似するかな(笑)ちなみに私はこの方法はあまり好きではないです。
じゃあ書くなよと言われそうですが、この中で重いに重点を置いてみますと、確かに重さは成虫サイズを予想する目安にはなります。しかしながら、これが大型完品の成虫になるかと言うと、そんな簡単にはでてきません。添加剤が多めに入り、温度上昇により、加水分解がより進んだ水分多めな状態の菌床を食べた幼虫は、一気に太りすぎなんだと思います。このような個体は羽化不全率が上がったり、成虫サイズが伸びなかったりします。なので、国産オオクワの大型は添加剤を多量に入れ、高栄養な状態で超大型を出すのは難しいんですね。他にも要因があるんですが、それはまた機会があればと言うことで……。
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