メルリンカートの気まぐれ日記
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2007/11/24(土) ようやく巡りあえました
昨日の遠征なんてお構いなし、朝から長女と公園に自転車もって遊びに。
つい数ヶ月前は漕ぐことすらできなかったのに、もう十分に乗りこなしている。子供はやっぱりコツをつかむの早いですね。そこから、ブランコしたり滑り台で遊んでいるうちに、私はベンチでうつらうつら……。あやうく寝るところでした。

さて、2週連荘の山梨遠征採集記です。先週のオオクワつぶしヘマから1週間、リベンジに相当燃えてましたので、今回は気合入ってました。
朝4時半に出発、今回もフジクワさんを迎えに行き、いざ山梨へ!
でも、なんだか寒い。ポイントにつくと気温は1℃、山梨は例年より冷え込み早い気がします。早速、立ち枯れ、切り株割るも、コクワのオンパレード、フジクワさんは前回の同定に相当嵌ったらしく、出した幼虫を見せに来ます。私も完全に同定ができるレベルでは全然ありませんが、ちょっと説明。でも飼育してみるとの事で、これが大事なんですね。

ここからが本番、荷物の準備して山奥へ、今回の山は獣道も何もなく勾配が割りときついので、なまった体には激しくきつい。立ち枯れを数本チェックするが、気配がない。途中、かなりよさそうな部分枯れが目に入ったので、脚立を使って状態をチェック。
これは、いいぞ!削り始めると、直ぐにクワガタの幼虫が!ん〜コクワ、次も、その次も……、10以上はいたかな、コクワマンションでした。高所での作業だったので、肩がいたい。
気がつけば入山して3時間ほど経過しもうお昼、山の中でのおにぎりはおいしいんだよな。
期待していたにも関わらず、このポイントはダメでした。甘くないね。

さてと、時間は14時を過ぎてしまった。2ポイント目も山歩きのポイント、このポイントは3年前から行ってますが、今年はどうかな。

目的の立ち枯れにつくと、さすがにこの立ち枯れには誰もきていないようだ。早速怪しい部分をチェックすると、越冬のスズメバチが数頭でてきたがダメだ。そしてさらに奥へと歩くと立ち枯れが中折れし、上部が転がっていた。折れた後を見ると、つい最近自然に折れたようだ。これはチャンスと思ったが、甘くないですね。気配ゼロ(^^;

そろそろ、夕暮れ残すは、この奥の台場クヌギ郡のみ、最後まであきらめてはいけない。
ここには太さ80cmの切り株がある。毎年状態が急激に変化して、今年はどうかな。チェックしたい部分は、スカスカ。これでは虫は入らん。と、ふと目をやると、カブトムシの糞が!
このことが、この後の感動へとつながったのです。

なんで、ここにカブトがおるんや?何を食っている?こんな材を食ってるとは思えん。
と思い反対側に回ってみると、状態は悪い。はて?それならば、と下部を削ってみると食痕が現れた!これだけ容量の多い切り株だとチェックポイントはたくさんある。蛹室らしき中に何かの死体が。目線を少しあげると、ちょうどクワガタのメスが入り込めるぐらいの隙間があったので、チェックすると、おお!おお!マジですか!

そこには、これは!!と思われる楕円形の産卵痕がありました。主がいるかチェックをするが、残念。
その上部を割ると、ようやく白枯れ部分が現れそこから食痕が走る。食痕を追う、なるほど食われにくいように、外敵が入りにくい部分を回り、食痕は上部へと長く続いた。50cm以上追いかけただろうか、この部分に入るのはコクワか、アカアシか、オオクワや。でもこの食痕の長さは、オオクワしかないだろう。こう思えてきたとき、私の心臓はバクバク。フジクワさんを呼んで、食痕を見てもらう。明らかに今までのコクワたちとは違う状況にビックリしている。

その後食痕は長く続き1m以上続いたところで、空間が開いた。この食痕を追いかけている時間、そして主が見えた瞬間、これを味わいたくてここまで来たんだ。そして見える頭部を確認すると、間違いない。

”オオクワや〜〜”

そこには3令の幼虫が鎮座していたのであった。食痕はそれほど太くなかったが、長さはこれまでで最長であった。取り出して頭幅を計測すると9.0mm、メス。改めて、間違いないとはしゃぎまくり状態であった。
そうなるとオスが欲しい。産卵痕上部はもういない。下部をチェックすると、食痕が走っている、しかしこちらは朽ち方が悪い。それでも、太い食痕がある。どうやら居食いしていたようで、容量はこぶし3〜4つ分ぐらいはあるだろうか。とにかく凄い容量だ!そして空間が開き確認するとオオクワや、そしてチンチン線は……

”オスや〜”

完全に馬鹿になっていた(^^) このとき既に17時を過ぎ、すでにナイター状態で、ヘッドランプを点けての作業だったがこれ以上はミスも出るだろうし、知っている山とは言え帰れなくなる可能性もあるので、ころあいを見て撤収することにした。
気がつけばあたりは真っ暗、フジクワさんは帰れるのかと心配しているが、私は採れた喜びでうきうき気分。満月であったので、問題なく下山できました。

今年で冬季採集は4年目ですが、毎年通うことにより、同じ材も状態が徐々に変化を感じ、楽しみも増えていくものですね。さて、毎回こんなことが続くことはありませんが次回も楽しみですなあ。

フジクワさん、今回もありがとうございました。

画像は左がメス、3令 頭幅9.0mm 3.8g   右がオス、頭幅10.0mm 3.0g


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