|
2007/05/18(金)
顕微鏡で菌糸ビンの秘密が……。
|
|
|
今朝方久留米1番血統29.0gあった個体が羽化を始めていました。気になって帰宅後みてみると……、ホッとしました。サイズは80mmぐらいあるかな?小さくは無いですが微妙です。 そろそろ、80mmオーバー群が羽化してきそうですが今年はどんな結果が待ち受けているのでしょうか。体重だけで大型を予想するのは難しく、30gオーバーのオンパレードの血統でも成虫サイズはさんざんだったこともあります。もちろん久留米もこうなることがありますので、掘り出してみるまで分かりませんね。 他には35.5gあった能勢産の幼虫がようやく蛹化しました。こいつは暴れて30gまで体重を落とした上、さらに暴れてようやく蛹室をつくったので、サイズは……。でも元がでかいから80mm程度は欲しいですね。この個体は3令時に頭幅13.4mmもありました化け物ですから、アゴと頭部の幅がどのくらいになるのか期待しています。 私はどうも極端な太さの個体より、ほどよい?太さが好みです。太さよりもアゴの張り出しや丸み、それに艶消し個体が何とも言えませんね。でも、一番は思い入れじゃないですかね。そう思いません?自己満足が一番ですな。
さて、今日はちょっといつもと違った内容で、培地の調査結果でも。 会社にパソコンに接続できる顕微鏡があったので土日限定で拝借してきました。USBで接続して、ドライバとソフトをインストールすれば簡単に使えます。Windowsね。MacやLinuxにはおそらく対応していないでしょう。最大200倍まで対応しています。
http://akiba.ascii24.com/akiba/news/2004/11/26/652766-000.html
全ての写真は貼り付けできませんので一部ですが、左から生木、ホダ木、菌糸ビンの培地ですべて200倍です。 ホダ木はすでにしいたけの菌で腐朽したものですので、空隙率が高いものかと思っていましたが、意外と隙間があいていませんね。もっと倍率上げないと分からないかもしれません。生木と比べても、そんなに違いが分かりませんでした。菌糸ビンの中身も覗いてみましたが、培地の表面が白くなっているだけで、培地を縫うようにして糸状に張り巡らされているわけではありませんでした。まさか外から少しずつ腐朽させていくとは思えません。いろんな培地を見た結果、表面の違いは、培地の粉砕方法による違いの方が見た目の違いは大きいようです。菌糸はどのようにして木材を分解しているんでしょうかね。もっとミクロの世界にいかなければ分からないのかもしれません。 あと幼虫の糞を見てみたかったのですが、まだ調べていません。ブリードでも天然でも居食いしている場合は、その周りの食痕は微粒子になっています。これがどのような意味を持つのか!これが分かれば2度食いの理由なんかも分かるかもしれませんが、残念ながらそんな設備は無い(^^;
調査は疲れるねえ。
|
|
|
|