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2007/09/12(水)
2本目
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昨日は寝室にコウロギが侵入してきました。秋ですねえ。そっとつかまえて逃がしてやりました。それに家の周りではスズメバチの姿も昼間に見まして、そろそろ越冬準備でしょうか。これからの時期は時期女王候補がたくさん生まれてきますし、活動が行動的になりますので注意ですね。特にキイロスズメバチは都市の環境に移行できるだけの能力を持っていますので注意が必要ですな。
今年はオオクワ幼虫の飼育数を250強に増やしまして、それにプラスして自作菌糸ビンも1本目用は50本程度作りました。さらに今夏は灯火採集にも精を出してしまったのもですから、ブリードが遅れがちになっています。このパターンに落ちると、いい事がないのは分かっていますので、何処かで区切りを作ってVIPとそうで無いものを分けないとならないかな。久しぶりに嫁さんに菌糸ブロック詰めるのを手伝ってもらいました。子育てもあるのに、ありがたいもんですなあ。
さて4頭ほどビン交換してみましたところ、久留米は22〜23gありました。2ヶ月強ですので順調な成長具合です。ここでよく観察しますと、頭幅が12mm前半、ボディーが長さ方向に伸びるだけの余力が残されているのが分かりましたので、次の交換時には管理次第で27〜30gぐらいになるかな。まだまだ、これからのビン交換なので傾向は見えてきませんが、今期のブリードは成功しないと困るんだよな。
写真は自作菌糸ビン2本目用です。ビンは蜂蜜2000ですね。このビンだと私の圧力鍋では3本まで入りますので、2個の圧力鍋で1ロッド6本高圧殺菌できます。 培地の水分調整、添加剤配合などが終わり、高圧殺菌までがだいたい5時間ぐらいかかります。休みにやると大体午前中はつぶれてしまいますね。殺菌後は放冷BOXをエタノールで殺菌しそこで1日寝かします。1日経過すると培地の色がキツネ色からタヌキ色へと変化します。その状態で家の中にテントを張って、簡易無菌室をつくりキノコ屋さんから仕入れた無菌培養種菌を接種します。これは大体1時間ぐらいで終了します。そこから12℃〜30℃程度まで温度調整の出来るように改造したワインセラーに入れ培養します。レシピと温度によりますが大体1〜2ヶ月で完成です。 どうですか、面白いでしょ。手間は掛かりますが、これだと調整できる部分が添加剤以外に培地、種菌、培養温度や使用時期など全て思うがままです。初期投資と時間がネックですが、食痕が現れた時の感動は大きいですよ。ただ、ガス台が使えなくなるのと、殺菌時木の匂いが強いので家族の理解がかなり必要ですが……。
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