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2008/06/21(土)
どしゃぶりの中で樹液採集
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明け方帰ってきて、寝てませんが興奮して寝れません。 と言うことで、山梨へと樹液採集に行ってきました。
金曜夕方、ポイント付近の天気予報は曇り、雨は明け方からだ! これなら行けると、職場から家に帰らずそのまま高速に乗っていた。雲行きは怪しいが大丈夫だろう。途中K氏と合流し、1台の車で山梨へと向かった。 車中は採集の奥深さから、ブリード方法温度管理まで結構盛り上がり午後10時に1ポイント目へ到着。
準備して闇の中の山中を二人で歩く。ただでさえ歩きにくい山中を夜に懐中電灯のみで歩くのだから、歩くだけでも普通の生活では味わえない慎重さを必要とする。
台木林に歩いていくと、ポツポツと雨が……最悪な予感が。
蛍も見られ幻想的な世界。良さそうな洞を照らす。いない。部分枯れの産卵樹液両方に適している材があちらこちらに見られるが、虫気がない。まだ早いか?
そして、3mぐらいの高さにある部分枯れをK氏が見たときだった。
”オスだ”
”だめだ入られた。”
木登り得意な彼はすいすい上り、洞を確認しようと一旦消した懐中電灯を照らした瞬間だった。
”メスもおる。”
”いや〜やられた。”
オスの様子を見ようとしていたため、別の場所にいたメスも洞に入られてしまった。 この洞は奥深く、取り出しは不可能。やはりオオクワ、ちゃんと逃げ場所も確保してあるんだな。
このあと雨が土砂降りになってしまい、採集どころではない。 でもせっかく来たんだからと、次のポイントへと向かう。急斜面には下草も多く、真っ暗闇の中濡れた足元はものすごく危険だ。メガネも曇り、雨粒が大きくなりガスも発生。3m先が良く見えなくなってきた。 でも、気分だけは思いっきり採集モード。そのまま、台木林を確認していく。時折ドキッと確認するのは、コクワのオスのみ。
そんな時部分枯れ材を見たときであった。
”3令の食痕だ”
いいものを見つけてしまった。これで冬も楽しみになった。 明らかに蛾の数も減ってきて、こんな状態ではオオクワは出てこないでしょうね。 結局2時まで粘りましたが、オオクワはゲットできず。オオクワが居た事を確認できただけ、良かったでしょうね。 樹液採集は相手が逃げる分、難易度はかなり高いですね。くやしいので、どこかでまた時間作ってリベンジしたいな。
帰りの道中、3時過ぎてると言うのにファミレスで夜食を食べながら、熱入れてクワ談義するK氏には参りました。
でも感動とスリルをどうもありがとうございました。
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